▪はじめに
7月7日は七夕で、天帝の怒り触れ離れ離れになってしまった織姫と彦星が1年に1回会うことを許された日です。
この七夕伝説をもとに制定されたのがラブ・スターズ・デーという記念日です。
そこで今回は、この記念日や七夕についての雑学などについて紹介していきます。
目 次
▪ラブ・スターズ・デーとは
ラブ・スターズ・デーは、毎年7月7日にあります。
この記念日は、1988年(昭和63年)に、銀座と有楽町のデパート7店が制定したものです。
▪意味
ラブ・スターズ・デーは、七夕にあやかった限定イベントを行うために制定された記念日です。
▪由来
ラブ・スターズ・デーが7月7日なのは、1年に1回天の川を渡って出会える織姫と彦星の七夕伝説が由来となっています。
▪イベント
毎年七夕の時期には、銀座や有楽町の商店街の各店舗やデパートなどで、七夕飾りの短冊に願い事を書いて貰うというイベントを行っています。
願い事が飾られた七夕飾りは、日枝神社に奉納されています。
また、石川県小松市にある「ケーキハウスマルフジ」では、毎年ラブ・スターズ・デー限定のメニュー、メロンボールを期間限定販売しています。
ケーキハウスマルフジHP http://www.marufuji.cc/
ラブ・スターズ・デーの雑学
<七夕の飾りにもそれぞれ意味がある?>
七夕には、五色の短冊に願い事を書いて笹の葉に飾りますが、短冊以外にも紙で作った色々な形の飾りを飾りますよね。
昔から飾られるこの紙の飾り1つ1つには、それぞれちゃんと意味があるのです。
短冊
元々は書道や裁縫の上達を祈願していたものです。
最近では色々な願い事を書きますが、成就させたいので見守っていてくださいという思いで書くのが正しいそうです。
「五色の短冊」と七夕の歌にもありますが、五色とは「青・赤・黄・白・黒(紫)」のことを指しています。
この五色は古代中国の陰陽五行に基づいたもので、「青は木、赤は火、黄は土、白は金、黒(紫)は水」を表していて、この五色を短冊や吹き流しに使うことで、魔除けの意味を持つとされています。
吹き流し
吹き流しとは、紙風船やくす玉に五色の紙テープを付けた飾りです。
吹き流しは、かつて織姫に供えていた織り糸を表しており、機織りや裁縫の上達を祈願しています。
網飾り
折り紙を網のように切ったお飾りです。
魚を獲る網を表しており、大漁を祈願しています。
また、幸運を寄せ集めるという意味もあります。
折り鶴
家の長老の年の数だけ折って飾ります。
長寿を象徴する鶴を表しており、長寿や家内安全を祈願しています。
財布(巾着)
折り紙を財布や巾着の形に折ったもので、金運の上昇や商売繫盛を祈願しています。
また、巾着には無駄遣いをしないようにする誓いにもなっています。
地域によっては、本物の財布や巾着を飾る所もあります。
神衣・紙衣(かみこ)
紙で作った人形または着物のお飾りで、裁縫の上達や着るものの困らないよう祈願しています。
また、人形には厄災や穢れの身代わりになってもらうという意味もあります。
くずかご
折り紙で折ったカゴの中に七夕飾りで出た紙くずを入れたものです。
整理整頓や倹約を祈願しています。
伝統的なお飾りは以上の7つで、最近では「心を明るく照らす」という意味を持つとされる提灯や、「みんなお願いが星に届きますように」という意味を持つ星飾り、「天の川」を模しており「裁縫上達」を願う菱飾りや輪飾り、「永遠の愛」を願う織姫と彦星の紙人形、「魔除け」を意味するくす玉、「豊作」を願うスイカなども飾られるようになりました。
<海外で行われている七夕祭りとは>
日本での七夕は、願い事を書いた短冊を笹の葉に飾るという風習があります。
七夕に関するイベントは海外でも行われている国があり、日本とは違う風習があるようです。
七夕伝説発祥の中国では、7月7日の夜に「乞巧奠(きっこうでん)」という行事が行われていました。
これは、女の子が暗闇に中で針に糸を通しながら裁縫の神である織姫に裁縫や刺繍などの手芸が上手くなるように願うというもので、近年は行われなくなったようです。
最近では七夕伝説にあやかり、男性から女性にプレゼントを贈ったり恋人同士で過ごしたりする日となっていて、「サマーバレンタイン」とも呼ばれています。
韓国では、七夕の日に雨が降ると2人が無事出会えたことを喜んでうれし泣きしているといわれており、七夕の日に雨が降ることを願うのだそうです。
また、離れ離れでもお互いを深く愛し合っている織姫と彦星を「永遠の愛の象徴」としており、昔から恋人同士でプレゼントを送り合う日となっています。
近年では、恋人同士だけでなく家族や友人など親しい人にもプレゼントを贈る日となっているそうです。
日本の移民が多いブラジルやアメリカ・ロサンゼルスでも、毎年七夕祭りが行われています。
どちらも日本からの移民が日本の七夕まつりを行ったのが始まりです。
現在では仙台の七夕まつりの飾りつけを行う業者から七夕飾りの技術を受け継いでいるため、仙台発祥の大きなくす玉が付いた吹き流しや大きな笹飾りなどが街に飾られています。
アメリカやブラジルでは七夕のことを「スターフェスティバル」や「タナバタフェスティバル」と呼ばれ、南半球にあるブラジルでは冬の風物詩にもなっているそうです。
▪まとめ
中国が発祥の七夕伝説も、国によって風習や考え方が違うのが面白いですよね。
また、日本人移民が伝えた日本の七夕がアメリカやブラジルで根付いているのもなんだか嬉しく感じました。
七夕の日には、日本各地で七夕にあやかったセールやイベントが開催されると思いますので、みなさんも楽しんでください。
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