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電信電話記念日とはいつ?意味や由来、イベントにNTTコンテスト

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▪はじめに

電信とは電気通信のことで、電線を使って交信をする方法と無線で交信する方法があります。

モールス信号を使った通信やファックス、アマチュア無線などが代表的な電信です。

今回は、アマチュア無線などの電信や電話に関する記念日や雑学などについて紹介します。

 

電信電話記念日とは

電信電話記念日は、毎年10月23日にあります。

電信電話記念日は、1869年(明治2年)のこの日(旧暦の9月19日)に東京~横浜間で日本で初めての電信線架設工事が始まったことに因んで、1950年(昭和25年)5月に電気通信省が制定した記念日です。

また、電信電話記念日を含んだ10月20日~26日を「電信電話週間」としています。

 

電気通信省とは、1949年(昭和24年)から1952年(昭和27年)まであった日本の中央省で、現在の総務省、NTTグループ、KDDIの前身にあたるものです。

 

▪意味

電信電話記念日には、1869年(明治2年)10月23日(旧暦で9月19日)に日本初の公共インフラ工事である電信線架設工事が行われたことを記念するという意味があります。

この記念日は、制定当初は電気通信省に因んで「電気通信記念日」という名前でしたが、その後電気通信省から日本電信電話公社に業務分離したことで、1956年(昭和31年)か「電信電話記念日」と名前を改めました。

 

▪由来

電信電話記念日は、日本で初めての電信線架設工事が開始された日が1869年(明治2年)10月23日であったことに由来して制定されました。

 

▪イベント

電信電話記念日である10月23日には、毎年「電信電話記念日コンテスト(NTTコンテスト)」が開催されています。

このコンテストはアマチュア無線を含めた電気通信全体の振興をはかる目的で行われるイベントで、決められた時間内に交信した局の数と、交信した局のマルチプライヤー(電気通信番号)の数を得点化して競うものです。

このコンテストでは、副賞が有効な交信局数が10個以上の電子ログを提出した参加局(副賞を希望する局)の中から抽選で送られるという変わったルールも設けられていて、毎年多くのアマチュア無線愛好家が参加しています。

過去に行われたイベントの副賞はUSBポート接続型アマチュア無線用インターフェース:USBIF4CW」でした。

 

コンテストに参加する場合は、下記のコンテスト規約を一読して参加申し込みをしてください。

NTT R&Dハムクラブ・NTT横須賀通研アマチュア無線クラブHP

 

電信電話の雑学

<日本で初めての電線に手紙をぶら下げて送ろうとした人がいた?>

19世紀半ばにヨーロッパで生まれた電信機を正式に日本に持ち込んだのはペリーでした。

ペリーは1854年の2度目の来日の際に2式の電信機を持ち込み、横浜で電信の実演をした後、徳川幕府にこの2式の電信機を献上しました。

 

開国後の1869年(明治2年)、電信機の重要性を感じた日本政府が電信機を使った施設工事を東京~横浜間に着手して1870年(明治3年)から電信サービスが開始します。

この電信サービスとは電報を送れるものだったのですが、当時の人たちは仕組みがちゃんと理解できなかった人も多かったようで、電線に手紙をぶら下げたり、衣服を入れた包みをぶら下げたりした人が続出したのだとか。

また、「電線を伝わって言葉が届く」といわれ、電柱に耳を当てて言葉を聞こうとした人がいたという話も残っています。

 

当時の日本の電信サービスは、欧米ではありえないほどの低料金だったようで、1870年(明治3年)4月に発行されたジャパン・ウィークリー・メイル(海外向け日本情報新聞)に「電信装置はとても安い値段で電信送受をすることができる」と掲載されたそうです。

良心的な料金価格のおかげか電信サービスは徐々に日本各地に普及していき、また1890年(明治23年)には電話交換サービスも始まりました。

 

<アマチュア無線で繋がった人同士は名刺代わりに絵ハガキを交換する?>

アマチュア無線の醍醐味は、遠い場所の見知らぬ同好の士と繋がることですよね。

その繋がったことの証として、お互いに「QSLカード」というものを交換するというのがお約束なんです。

 

「QSLカード」とは一見絵ハガキのようなもので、交信した日時や自分と相手の局のコールサイン、交信したことを証明する文などを記載した片面に写真やイラスト、版画などがプリントされてある葉書サイズのカードです。

QSLカードはアマチュア無線の免許を持った人なら誰でも発行可能で、絵柄も自由に選ぶことができます。

 

交換は義務ではありませんが、やはり証明として交換する人は多いようです。

交換する場合は、お互いに住所交換をしたりJARL(日本アマチュア無線連盟)に転送して貰う方法があります。

最近ではメールでカードの写真の交換をしたりする人も増えてきているようで、今後電子版のQSLカードも作られる予定だそうです。

 

近年はメールやSNSなどで簡単に世界中の人達と繋がることができますが、こうしたアナログな繋がり方も素敵ですよね。

 

▪まとめ

電信機が生まれてから、電信電話関連はものすごいスピードで進化を遂げていきました。

そんな中でも冠婚葬祭の時には電報を送ったり、アマチュア無線で見知らぬ人と繋がったりと日本では現在もアナログな電信が大切にされていますよね。

最先端とアナログの両方を上手く使いこなせるのが、日本人の良い所だと思います。

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