■はじめに
まだ秋の余韻から抜けきれない11月から、12月に入るといよいよ本格的な冬を意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでに冬の食卓に切り替わっているところも多いですよね。
そんな12月の後半は、私達の学校生活にとって欠かせない学校給食記念日です。
目 次
学校給食記念日とは
学校給食記念日は毎年12月24日にあります。
学校給食記念日が制定されたのは、1950年(昭和25年)のこと。
文部省(現:文部科学省)によって制定されました。
文部省は当時、教育、文化、学術などを担当していました。
2001年(平成13年)の中央省庁再編にともない、総理府の外局であった科学技術庁と統合して文部科学省となりました。
■意味
学校給食記念日は、学校給食に対して正しい興味を認識を持ってもらうという意味合いがあります。
そして、学校給食を提供出来ることに対する感謝の気持ちを表す日であると共に、学校給食がより発展することを願う日でもあるんですね。
例えば学校給食の提供が行われたり、学校給食にまつわる展示などが行われています。
■由来
1947年(昭和22年)12月24日、東京都内の小学校(千代田区立永田町小学校(現:千代田区立麹町小学校))で米国のLARA(Licensed Agencies for Relief in Asia:アジア救済公認団体)からの給食用物資の贈呈式が行われました。
同日より東京都、神奈川県、千葉県の3都県において試験的に学校給食が始められ、それ以来、この日を学校給食感謝の日と定めました。
このことから、学校給食記念日は12月24日に制定されました。
1950年(昭和25年)度から、学校給食による教育効果を促進する観点から、冬季休業と重ならない1ヶ月後の1月24日から1月30日までの1週間を「学校給食週間」としました。
■イベント
2013(平成25)年度から仙台市役所本庁舎にて【学校給食フェア】が開催されています。
これは、1月24日〜1月30日の全国学校給食週間にあわせて、市民の方々の食育と学校給食への関心を高め、理解を深めて頂こうというもの。
過去のイベントでも学校給食の歴史や学校における食育の取組についての展示が行れた他、仙台市で児童・生徒に提供されている学校給食メニューを期間・数量限定で市役所食堂にて提供されました。
ちなみに、学校給食セットのテーマは‘’教科書や絵本に登場する献立‘’だったのだそうで、実際に給食で使っている食器や容器で提供されたのだとか。
他にも、この時期にはあちこちで学校給食をテーマとしたイベントが開かれています。
地域での学校給食コンクールで入賞した献立の提供や、歴史資料としての年表と昔の献立レプリカなどの展示など。
地域によって、様々な工夫を凝らしたイベントが行われていたり、市役所であったり飲食店でも献立メニューが提供されています。
お近くの情報をぜひチェックしてみてください。
学校給食の雑学
学校給食記念日にちなんだ雑学をご紹介します。
□学校給食の始まり
日本では1889年(明治22年)に山形県の私立忠愛小学校で学校給食が導入され各地に普及しましたが、戦争の影響で中断し、1947年1月に再開されました。
□日本の学校給食
それぞれの自治体の方針によってやや事情は異なりますが、基本的に下は幼稚園から小学校を経て、中学校までが一般的です。
ほかにも定時制(主に夜間)高等学校で給食が提供されています。
特別支援学校では幼稚部、小学部、中学部のみならず、高等学校にあたる高等部まで給食が提供されていて、また、高等部を単独で設置する高等支援学校でも給食が実施されています。
近年、学校給食法上の学校給食ではないものの、一部全日制高等学校においても給食が開始されはじめています。
■まとめ
学校給食記念日についてご紹介させて頂きました。
誰もが子どもの頃、学校給食のお世話になったことがあると思います。
その始まりは130年以上も前からであり、各地で様々な工夫がなされ今に続いているんですね。
毎年12月24日学校給食記念日には、関連イベントをチェックして懐かしい学校給食にふれてみるのはいかがでしょうか。
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