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パンの記念日とはいつ?意味や由来は。乾パンが誕生

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■はじめに

まだ春分の時節から抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。

お住まいのエリアによっては、すでに春野菜が出始めているところも多いですよね。

そんな4月の中旬は、私達の食生活にとって欠かせないパンの記念日です。

 

パンの記念日とは

パンの記念日は毎年4月12日にあります。

パンの記念日が制定されたのは、1983年(昭和58年)3月のこと。

パン食普及協議会という協議会によって制定されました。

東京都中央区日本橋兜町に事務局を置き、例えばパン食の普及宣伝活動などを行っています。

 

■意味

パンの記念日は、消費者に対して興味を認識を持ってもらいたいという意味合いがあります。

そして、パン食をいっそう普及させることが目的の日でもあるんですね。

例えば全国のパン屋において、イベントやキャンペーンを実施している店も見られます。

 

■由来

1842年(天保13年)4月12日、伊豆国(現:静岡県)の韮山(にらやま)代官(江戸幕府の直轄領を支配するために設置された役所)で西洋流兵学者であった江川太郎左衛門英龍(えがわたろうざえもんひでたつ)が軍用携帯食糧として「兵糧パン」と呼ばれる「乾パン」を日本で初めて製造しました。

このことから、パンの記念日は4月12日に制定されました。

 

■イベント

2016年春から、横浜赤レンガ倉庫にて【パンのフェス】が行開催されています。

これは、港町横浜に地元神奈川の人気店から遠方の名店まで、全国のパン屋が出店するというもの。

毎年春と秋の2回、開催される日本最大級のパンのイベントです。

「パンのフェス2020春 in 横浜赤レンガ」も開催予定だったところ、新型コロナウイルス感染拡大による影響で中止となりましたが、毎回、大盛況のイベントとなっています。

 

他にも、4月12日付近には、あちこちでパンをテーマとしたイベントが開かれています。

販売店での割引券の配布や割引キャンペーンなど。

市販のパンでも商品が当たるキャンペーンなどをしているところも多いので、ぜひチェックしてみてください。

 

パンの雑学

パンの記念日にちなんだ雑学をご紹介します。

 

□パンが作られるようになったきっかけとは!?

なぜ、パンが作られるようになったのかというと、兵糧パンが焼かれた2年前、1840年(天保11 年)に中国でアヘン戦争がはじまったためでした。

当時、日本近海には黒船が頻繁に出没していた頃で、外国の戦艦からいつ攻められるか分からない不安と戦っていた時代でした。

その備えとしてパン作りが命じられたのです。

日本の主食であった米飯の場合は、ご飯を炊く煙が敵に見えてしまい、格好の標的になってしまうのに対し、パンは敵前でも火を起こさずに食べ られることから兵糧にしました。

 

□日本で初めて製造されたパンの評判

日本で初めて製造された、軍用の携帯用乾パンを試作した兵糧パンのお味は、まあまあの評判を得たそうです。

その後、大規模な製パン所で、大量のパンが作られるようになりました。

また、水戸や薩摩でも、同じような パンが作られるようになったそうです。

 

□日本で初めてパンを焼いた人物

日本で初めてパンを焼いた人は、「作太郎」という人物です。

作太郎は、江川太郎左衛門の師に当たる高島秋帆の従者として、長崎のオランダ屋敷に料理方として勤めていました。

そこで、製パン技術を覚え、江川太郎左衛門宅に呼び寄せられて、日本初のパンを作ることになったのです。

 

■まとめ

パンの記念日についてご紹介させて頂きました。

毎日、パンを楽しんでいるという方もたくさんいらっしゃるかと思います。

今では当たり前のようにパン食の生活がありますが、その始まりや記念日があったんですね。

毎年4月12日パンの記念日には、パン食を楽しんでみたり、関連イベントをチェックしてみるのがおすすめです。

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