■はじめに
まだ肌寒さの余韻が抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでに春野菜が出回っているところも多いですよね。
そんな4月の中旬は、私達の食生活にとって関係のある徳島県にんじんの日です。
目 次
徳島県にんじんの日とは
徳島県にんじんの日は毎年4月12日にあります。
徳島県にんじんの日が制定されたのは、2013年(平成25年)2月のこと。
徳島県にんじん振興協議会という協議会によって制定されました。
JA全農とくしまに事務局を置き、徳島県のにんじんをPRするための活動を行っています。
■意味
徳島県にんじんの日は、消費者に対して興味を認識を持ってもらいたいという意味合いがあります。
そして、業界側が徳島県にんじんを全国にPRすることが目的の日でもあるんですね。
例えば徳島県にんじんの消費宣伝活動が行われたり、卸売場では試食会が行われています。
■由来
4月12日は、「よ(4)い(1)にんじん(2)」と読むことができます。
この語呂合わせと、にんじんが4月をピークに出荷されることから、徳島県にんじんの日は4月12日に制定されました。
■イベント
2013年から、全国の主要市場にて【徳島県産春にんじんの消費宣伝セレモニー】が行われています。
これは、徳島県にんじん振興協議会主催で、徳島県にんじんの日に合わせて、全国1位の生産量を誇る「徳島県産春にんじん」の認知度向上や消費拡大につなげようというもの。2020年は、新型コロナウィルス感染拡大による影響からか情報がありませんでしたが、第7回目の開催となった2019年は、東京、名古屋、大阪、徳島の市場計4か所で開催されました。
徳島県産の特徴である甘みを活かした搾りたてのにんじん生ジュースや、にんじんしりしり(細かくおろしたにんじんと卵の炒め物)、にんじんのかき揚げなどを提供して、多くの市場関係者にPRしたとのことです。
他にも、4月12日にはあちこちで徳島県にんじんをテーマとしたイベントが開かれています。
県内外での試食や試飲など様々なキャンペーンが行われることもありますし、新聞への春にんじんの広告掲載、徳島県庁食堂にて徳島県産の春にんじんを使用したメニューが提供されたりといった情報もありました。
卸売場で試食宣伝会をしているところも多いですし、東京でも東京徳島飲食会の20店舗にて「春にんじんフェア」の開催がありました。
お買い物や外食をされる際は、ぜひチェックしてみてください。
徳島県にんじんの雑学
徳島県にんじんの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□徳島県にんじんについて
徳島県の「新にんじん」(春にんじん)は、ビニールなどで覆った大型のトンネルの中で栽培され、甘くてやわらかいのが特徴です。
一般的なにんじんの旬は10月~12月頃ですが、徳島県で行われる「にんじんのトンネル栽培」は、土の中の温度を上げることで収穫時期を早めることができます。
そのため、以前は貯蔵ものしかなかった春の時期でも、おいしいにんじんを届けることができるようになりました。
全国の春夏にんじんの出荷量のうち、約30%を徳島県が占めています。
JA板野郡を中心に県内全域で栽培されていて、3月〜5月までの出荷量が全国1位となっています。
■まとめ
徳島県にんじんの日についてご紹介させて頂きました。
すでに、毎年春先から徳島県にんじんのお世話になっているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
にんじんの旬である10月~12月頃以外でも美味しいにんじんを食べることができるのは、徳島での特殊な栽培方法があったからなんですね。
毎年4月12日徳島県にんじんの日には、徳島県のにんじんをメニューに加えてみたり、イベント情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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