撫子といえば、細い花弁に鮮やかな色が印象的な花です。
可憐で女性らしいイメージから、贈り物として花束に入れられることも多いですが、その花言葉をご存知でしょうか?
撫子は品種が多い分、花言葉もいくつか存在します。
撫子(ナデシコ)の花言葉
撫子全般の花言葉は「大胆」「貞節」「純愛」「無邪気」です。
汚れのない純潔なイメージをさせる小さく可憐に咲く姿から、花嫁のブーケに選ばれるそうです。
また撫子は「源氏物語」の中にも登場するのですが、幼児の象徴として書かれています。
子どもは「無邪気」なものですから、それが花言葉の由来となったのかもしれませんね。
色別の花言葉
撫子はピンク色のものが多いのですが、実はとてもカラフルな花です。
明るいものだけではなく、淡い色もあります。
そんな撫子は、色によって花言葉が異なります。
赤色の撫子
「純粋で燃えるような愛」
この情熱的な花言葉は、炎が燃えるような色から来ているのでしょう。
白色の撫子
「器用」「才能」
白は知的さをイメージさせることがあります。
そのことから、これらの花言葉がつけられたのかもしれません。
ピンク色の撫子
「純粋な愛」
ピンクの優し気な色合いは、純粋さを表しているようです。
他にも紫色などの撫子がありますが、それらには特に決まった花言葉は付けられていないようです。
目 次
西洋での花言葉
西洋での撫子の花言葉は、「boldness(大胆)」です。
西洋の撫子の赤い色からつけられたといわれています。
実は怖い花言葉
ありませんでした。
使ってはいけない花言葉
ありませんでした。
撫子(ナデシコ)が誕生花となる日にち
5月29日、7月14日、7月22日、7月28日、9月4日
撫子とは
撫子の特徴
撫子はナデシコ科・ナデシコ属の多年草で、開花時期が4月~10月と長いことが特徴です。
原産地はアジア、北米、ヨーロッパ、アフリカですが、古くから品種改良が続けられてきて、今では世界中に300を超える種類のものがあります。
カスミソウやカーネーションもナデシコ科の植物で、撫子といっても様々です。
撫子の名前の由来
漢字で「撫子」と書きます。
小さい花と愛すべき色から、愛児に例えた「撫でし子」とされたことが有力です。
撫子の種類
撫子の種類は、約300品種もあると言われており、ピンクや赤、白の小さな花が多く咲きます。
秋の七草にも含まれ、古くから日本で愛されてきました。
「ナデシコ」と呼ばれる場合はカワラナデシコのことを指すのが一般的です。
撫子の品種
撫子は世界中に300種類ともいわれる数の品種があり、その名前や形もそれぞれ個性的で、同じ撫子でも全く違う美しさがあります。
「カワラナデシコ」
日本各地に自生しています。
花弁に深い切れ込みが入り、やさしい草姿です。
秋の七草の一つとされています。
「ヒゲナデシコ」
ヨーロッパ原産です。
多数の小花が茎の先端に集まって咲きます。
アメリカナデシコとも呼ばれます。
「セキチク(石竹)」
平安時代に中国から渡ってきた品種です。
開花時期が長いのが特徴で、四季を楽しむことができます。
「タツタナデシコ」
ヨーロッパ原産の蛇の目模様のある花で、冬でも観葉植物として楽しめます。
「ヒメナデシコ」
ヨーロッパ原産の小型種で、繊細な草姿です。
こぼれダネでもよく増えます。
「「フォトン」シリーズ」
ヒゲナデシコとカワラナデシコの種間雑種です。
草丈が高く、丈夫で、四季咲きです。
「初恋」
草丈が高く、やさしい草姿で花つきが良いです。
四季咲きです。
「テルスター系」
セキチクとヒゲナデシコの種間雑種です。
四季咲き性の矮性種です。
「花はな」
マット状に広がり、グラウンドカバーとして利用できます。
色や大きさによって、違う花のように特徴がありますが、どの種類も華奢で女性らしく、とても綺麗です。
扱いやすく人気の撫子を、ぜひみなさんも育てたり誰かへ贈ってみたりしてみませんか?