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日本アルゼンチン修好記念日とはいつ?意味や由来、イベントは

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▪はじめに

アルゼンチンは、南アメリカ大陸の南側のある南米最大の国で、サッカーやラグビーなどスポーツやワインやマテ茶などで有名な国です。

地球上では日本のほぼ反対側にあるこの国と修好通商航海条約が結ばれたのは、今から約120年前の12月でした。

 

日本アルゼンチン修好記念日とは

日本アルゼンチン修好記念日は、毎年12月2日にあります。

日本アルゼンチン修好記念日は、1898年(明治31年)のこの日に日本とアルゼンチンとの間に修好通商航海条約(国家間の通商活動を円滑にするための条約)が結ばれたことを記念して制定されたものです。

 

調印式は1989年(明治31年)の2月3日に、アメリカの首都ワシントンDCで日本の星亨とアルゼンチンのマルティン・ガルシア・メルーによって行われました。

 

▪意味

日本アルゼンチン修好記念日には、1898年(明治31年)に日本とアルゼンチンとの間で修好通商航海条約が結ばれたことを記念するという意味があります。

 

▪由来

日本アルゼンチン修好記念日は、1898年(明治31年)の12月2日に日本とアルゼンチンとの間で修好通商航海条約が結ばれたことが由来となっています。

 

▪イベント

日本に住んでいるアルゼンチンを含むラテンアメリカ諸国の婦人会である、社団法人日本ラテンアメリカ婦人協会は、毎年秋に「ラティノアメリカーノ チャリティーバザー」(バザー入場券(抽選会付き)1枚2,000円)を行っています。

 

このイベントでは、アルゼンチン・ベリーズ・ブラジル・コロンビア・キューバ・ドミニカ共和国・エクアドル・エルサルバドル・ハイチ・ジャマイカ・メキシコ・ニカラグア・パナマ・ペルー・ウルグアイ・ベネズエラの各大使館で働く人たちによる各国自慢の手作り料理やお菓子、各国のコーヒーやワインなどの特産品や民芸品などがバザー品として販売されたり、ラテン音楽の生演奏が行われたりします。

また、航空券やホテル宿泊券、食事券などが当たる抽選会も行われ、日本からも、衣料品などが出品され、毎年多くの人が訪れています。

ラテンアメリカの文化に触れることもできる良い機会なので、興味のある方は足を運んでみてください。

 

詳細は下記のHP内の「イベント」ページでご確認ください。

日本マリネラ協会HP 

 

アルゼンチンの雑学

<アルゼンチンの地下鉄には日本の車両が走っている?>

日本とアルゼンチンの関係は修好条約が結ばれる前から始まっており、1886年(明治19年)には日本人初のアルゼンチン移住者がおり、修好条約が結ばれた後にも多くの日本人がアルゼンチンに移住しました。

第二次世界大戦で日本とアルゼンチンは敵対し、国交は途絶えてしまいますが、終戦後に国交が回復し、入国管理に関する協定や技術協力や文化交流に関する協定が結ばれ、現在では姉妹都市や子供たちの学校同士の文化交流、サッカー、空手、音楽など様々な分野を通しての交流などが盛んに行われています。

 

このように色々な方面で繋がりのある日本とアルゼンチンですが、じつは地下鉄でも深い繋がりがあるのです。

日本の地下鉄(東京・銀座線)は1927年(昭和2年)12月30日に開業しましたが、この地下鉄を作るときに、お手本の1つとなったのがアルゼンチンの首都ブエノスアイレスの地下鉄でした。

アルゼンチンの地下鉄は1913年(大正2年)から始まっており、その最新の技術を日本の地下鉄に取り入れるためにロンドンやニューヨークの地下鉄とともに視察されていたといわれています。

そのアルゼンチンの地下鉄に、現在では日本の車両が走っているのです。

これは、近年になって需要が高まって車両が足りないという問題を抱えていたアルゼンチンの地下鉄に、日本の丸の内線を走っていた古い車両を譲渡したからです。

しかし、当時のアルゼンチンの地下鉄では車両や線路、変電所などの整備はほとんど行われておらず、劣悪な状態だったといいます。

車両の受け渡しのために視察に行った日本の地下鉄会社職員は、この劣悪な状態を見て車両整備の技術指導や故障してから修理するのではなく、定期的にメンテナンスを行うことで安全を確保する方法を勧め、指導するなど、アルゼンチンの地下鉄改善に大きく関与しました。

この日本の地下鉄会社職員による指導は現在も定期的に行われているそうです。

このように、日本とアルゼンチンは約100年前から地下鉄で大きな繋がりがあり、現在もアルゼンチンに日本の車両が走り続けているのです。

 

<アルゼンチンでは年末に書類を投げ捨てる?>

世界各国にはその国ならではの風習がありますが、アルゼンチンにも独特の風習があるようです。

それは、「スエルタ・デ・パペトリス(紙の舞)」と呼ばれるもので、首都ブエノスアイレスや各都市のオフィス街などを中心に行われる「仕事納めの日にその年に使ったいらない書類を窓から投げ捨てる」という風習です。

この風習がいつから始まったのかはよく分かっていないようですが、仕事納めの日に書類を投げ捨てることで1年間のストレスを発散させ、新たな気持ちで新年を迎えるといった意味があるようです。

 

アルゼンチンでは、12月30日もしくは31日が仕事納めとなっていて、その日の終業時間の少し前に、不要な新聞や雑誌、仕事で使った用紙やいらなくなった書類、電話帳、納品書から領収書まで、職場や自宅の窓から一斉に投げ捨てます。

その光景はまるでお祝いの紙吹雪が舞っているようで、見ているだけでも楽しくなるそうです。

「スエルタ・デ・パペトリス(紙の舞)」で投げ捨てられる書類などで道は雪が積もったように紙で埋め尽くされますが、町の人たちは慣れっこでまったく気にしていないのだとか。

ちなみに捨てられた書類たちは、多い時には約100万トンにもなりますが、市の清掃職員たちが後日きれいに掃除してくれるそうです。

 

▪まとめ

アルゼンチンは親日国だとされていますが、これはアルゼンチンに移住した日本人たちが迷惑をかけることなく真面目に働いてきたことや、現代でも地下鉄会社のようにアルゼンチンに技術協力をしたり文化交流をしたりしてきた賜物だと思います。

日本アルゼンチン修好記念日には、文化やスポーツ、食など私たちに身近なものを通してアルゼンチンのことを調べてみてはいかがでしょうか。

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