「10月4日 探し物の日」
■はじめに
幼いころ、近所のともだち連中の間ではやっていた遊びに「宝探し」がありました。
「鬼」が「宝」をみんなに見せた後、決められた範囲のどこかに隠し、それを見つけた者が勝ちとなる遊びで、今にしてはどこが面白かったのか思い出せませんが、1日中やっていたので楽しかったんでしょう。
ある日、思い立って、わが家のイヌのごはんを隠してみたところ、やはりイヌはハナが利くのですぐに見つけられて面白くありません。
それではと、ネコで試してみましたが、ネコはてんでヤル気がなく、時間になってニャアとひと声出せば、勝手にごはんが出て来るものと思っているようです。
目 次
探し物の日とは
だれがどういうつもりなんだか、とうとう探し物まで記念日になっています。
NTTの番号案内が104なので、ここから10月4日になったとのことですが、なるほどと少し感心。
■探し物の日の意味と由来
探し物と聞いて、「あれはどこにしまったかな」「なくしちゃったのか」などとしか思わないのでは発想が貧困です。
人生、自分、恋人、嫁さん、愛情、愛人…探さなくてはならないものはいくらでもありますが、たいていは時間制限があります(並び順に他意はありません)。
■探し物の日のイベント
イベントかどうかは知りませんが、「ポケモンGO」と「ウォーリーをさがせ」が探し物の両横綱ですね。
探し物の日の雑学
▽「探す」と「捜す」の違い
「探」と「捜」の使い分けに悩むことは新聞記者でもよくあるそうで、共同通信社では漢字や言葉、地名や略称などの手引きとして「記者ハンドブック」を作成し、
時代による言葉遣いの変化に対応して定期的に改訂しています。
さて、「探す」と「捜す」の違いですが、ハンドブックによると、
「探す」は「主に欲しいもの」とされ、あら探し、家(いえ)探し、獲物を探す、宝探し、里親探し、貸家を探す、父の面影を探す、ルーツ探し…などが該当します。
「捜す」は「主に見えなくなったもの、捜査、捜索」とされ、家出人を捜す、家族を捜し求める、犯人を捜す、迷子を捜す、身元捜し、紛失物を捜す、目撃者を捜す、離散家族を捜す、家(や)捜し…などとなっています。
「家」を「いえ」と読むか「や」と読むかで違ってきますが、他にも紛らわしいのは、求人は「人探し」で、行方不明は「人捜し」になり、ショッピングでは「財布を探す」、なくしたら「財布を捜す」になりますね。
「さがし当てる」「さがし歩く」「さがし出す」「さがし回る」「さがし物」などは意味に応じて書き分けるとの注記がついています。
▽探し物発見器
先日、ヒマつぶしに楽天市場を冷かしていたら「探し物発見器」なるスグレモノを発見、早速どんなものかショップを訪ねてみると、TVのリモコンのような親機と、子機はそれぞれ違う色の3~4センチのボタン5個で、ほとんどが2、3千円台。
キーホルダーやカバン、携帯など、ついどこに置いたか忘れそうなものに子機を取り付けておき、それに相当する親機の色のボタンを押せば、子機が光ってブザーが鳴るという仕組みで、半径50mまでが有効範囲だそうです。
隠れたネコを探すには便利そうですが…。
■最後に
近所に仕事もせず、どうやって生活しているんだか不明な中年男性がいます。
ある時、面と向かって「毎日、何やって暮らしているのか」と、まあ余計なお世話を承知で尋ねたところ、
「自分探しの毎日」
との答えで、思わず張り倒したくなりました。
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