果物のイメージが強いイチジクですが、花があるのはご存じでしょうか?
イチジクの花は実と思われているもの中にあり、無数の小さな花がびっしりと詰まって咲きます。
実際は外からは見えないので、実と思われているものがパックリと割れ、中の鮮やかなピンク色の粒が見えた時、花が咲いたと言われます。
目 次
イチジクとは
イチジクはクワ科の植物でイチジク属の落葉高木です。
また実である部分も果実としてイチジクと呼ばれます。
イチジクの名前の由来
イチジクの名前の由来は複数の諸説があります。
ペルシャ語ではアンジールと呼ばれ、それが漢に渡りインジエクオと呼ばれ、更にそれがが訛ってイチジクと呼ばれるようになった説ともう一つは熟すのが早いことから1日で熟すという意味から付けられた説があります。
イチジクは漢字で「無花果」と書きますが、これはイチジクの変わった花からきています。
イチジクの甘い実を食べたことがある方もいるでしょうが、あれは「実」ではなく「花」なのです。
花嚢の内部に無数の雄花と雌花をつけており、見た目は花が咲かずにいきなり実がなったように思われるのでこのような漢字が当てられらのです。
次に食べる機会がありましたら、よく中身を見てみてください。
なんとなく無数の花があるように見えるはずです。
イチジクが誕生花となる日にち
4月5日、4月10日
イチジクの花言葉
イチジクの花言葉は「子宝に恵まれる」「実りある恋」「豊富」「飽和」「平安」です。
一つの木からたくさんの実をつけるというその特徴から多産を連想させることから「子宝に恵まれる」という意味があります。
また、「豊富」というのはローマ神話で酒の神バッカスがイチジクを豊富に実らせる方法を発見したことからとも言われています。
バッカス祭を描いた絵画を探したところ、確かにイチジクの木や実が描かれているものが数々ありました。
イチジクの色別の花言葉
イチジクの色別の花言葉は特に無いようです。
イチジクの怖い花言葉
イチジクの怖い花言葉は特に無いようです。
イチジクの様に同じ実をつける植物としてザクロがありますが、ザクロの実の花言葉には「愚かさ」という怖い花言葉があるようですが、イチジクには無いようなので結婚、妊娠の時などにも問題なく使用出来そうです。
イチジクの言い伝え
イチジクの花言葉は縁起がいいものばかりなのですが、一方で昔からあまり縁起の良くない植物として扱われてきた一面もあります。
良くないと言われる理由も様々で一番よく聞かれるのが「無花果」という漢字の意味から来るものです。
漢字から、花や果実が無いので願望が成就しないという事から家の庭には植えない方が良いと言われたりしてきました。
また、実が大きくなると頭が取れて落ちることをイメージされるので良くないという言い伝えもあります。
このようにイチジクは花言葉のように実をつける植物として良いイメージもある一方で悪いイメージも隣り合わせで持っているということです。
実際は見えないところにたくさんの花を咲かせ、また多産や実りの象徴となっているので、かなり偏った見方のようにも思えます。
美味しい果実(花)をたくさんつけるので、庭に植えている方もよくおります。
結構値段がするので、贅沢な食べ物ですので、庭にあると重宝すると思うのですが・・・。
なので、このような言い伝えはあまり気にしなくてもいいかもしれません。