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花言葉・誕生花

ストックの花言葉。赤、白、黄、青と色別の意味や怖い言い伝えが

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花びらが何枚も重なり、淡い色が素敵なストック。

ブーケやフラワーアレンジメントに使われているのを、知っている人も多いのではないでしょうか。

かわいらしい花を咲かせるストックですが、実は少し悲しい言い伝えを持っている花です。

 

ストックとは

花屋さんの店頭では12月ごろから見られ、3月~5月に開花するストック。

原産地は南ヨーロッパで、アブラナ科アラセイトウ属に属します。

日本では一年草として扱われているストックですが、原産の南ヨーロッパでは多年草です。

 

花色は、ピンクや白、黄色など淡い色が多いです。

花びらが幾重にも重なる姿はとてもかわいらしく、ブーケやドライフラワー、生け花など幅広く利用されています。

日本では、ブーケなどに利用される事が多いため、華やかさが出る花びらが幾重にも重なった、八重咲きの印象が強いストック。

実は、花びらが重ならない、一重咲きのストックもあります。

一重咲きのストックは、発芽した際に間引かれる事もあり、なかなか目にする機会がないかもしれません。

また、花の咲き方にも特徴があり、一本の茎から咲くスタンダードタイプと、枝分かれして花が咲くスプレータイプがあります。

フラワーアレンジメントなどによく使われているのは、スタンダードタイプです。

ストックは香水の香りとしても人気があります。

南ヨーロッパでは、バラやユリなど香りの強い花が好まれますが、それらと並んでこのストックも素敵な香りがあり、古くから親しまれてきました。

 

ストックの名前の由来

ストックは、英語で「Stock」と表記されます。

「木の幹」「根幹」などといった意味を持っています。

ストックの茎は太く、その太い茎から花を咲かせるため、「Stock(ストック)」という名前がついたそうです。

 

日本ではストックを「紫羅欄花(アラセイトウ)」と呼ぶこともあります。

ポルトガルから輸入された「ラセイタ」という布の肌触りと、ストックの葉が似ていたため、当時の人は「葉ラセイタ」と呼んでいたそうです。

そこから、「アラセイトウ」に変化したと言われています。

 

また、学名は「Matthiola incana(マッティオラ インカナ)」です。

「Matthiola」は、植物学者のピエトロ・アンドレア・マッティオリに敬意を表し、名づけられたそうです。

「incana」は、ラテン語化された形容詞で、「葉が柔らかい毛におおわれた」という意味です。

ストックの葉はうぶ毛が生えているような姿のため、この名前がつけらたのでしょう。 

 

ストックが誕生花となる日にち

1月10日、2月9日、3月2日、3月7日、5月6日、7月16日、12月21日

 

ストックの花言葉

ストックの花言葉は「求愛」「愛情の絆」「永遠の美」です。

また、西洋の花言葉は「bonds of affection(愛情の絆)」、「lasting beauty(永遠の美)」、「contentment(満足)」「promptness(迅速さ)」です。

西洋の花言葉とも共通する「永遠の美」は、ストックの花の日持ちが良いためとされています。

 

ストックの色別の花言葉

数種類の花色を持っているストックは、色別の花言葉があります。

パステルカラーのピンク花言葉は、「ふくよかな愛情」です。

淡い色のピンクと漂う香りが、柔らかく包み込むような感じから「ふくよかな愛情」とつけられたのでしょう。

 

はっきりとした赤色ストックは「私を信じて」、パステル調の紫は「おおらかな愛情」です。

 

真っ白なストックは、「ひそかな愛」「思いやり」といった花言葉を持っています。

花びらが何枚も重なり合って咲く姿は、優しさで包み込むような印象をもつため、「思いやり」といった花言葉がつけられたのでしょう。

 

クリーム色に近い黄色いストックの花言葉は、「さびしい恋」です。

他の花色とは少しちがったイメージの花言葉がつけられていますね。

西洋では、「さびしい」といったネガティブなイメージを持つため、黄色のストックはブーケやプレゼントに使わないようです。

 

青色のストックにはその色と合った「平和」「親愛」という花言葉があります。

 

ストックの怖い花言葉

「愛情の絆」「永遠の美」などポジティブな花言葉が多いストックですが、人を魅了してしまうことから「不貞」という意味の花言葉があるようです。

また、ストックには悲しい伝説があるようです。

 

ストックの言い伝え 

ストックはブーケやプレゼントなどに使われる花ですが、少し悲しい言い伝えがあります。

昔、ある国で暮らしていたお姫様は、敵対していた国の王子様と恋仲になりました。

お姫様の父親は、敵国の王子様と恋仲になっていることを良く思っていません。

そのため、お姫様がお城から出られないようにしてしまいました。

どうしても会いたい2人は、会える方法を考えます。

それは、夜中に王子様がお城にロープを投げ入れ、そのロープを伝ってお姫様が降りてくるというものでした。

ある日の夜、同じようにロープを伝って降りていたお姫様でしたが、途中でロープが切れてしまいました。

そして、お姫様は落ちてしまい亡くなってしまいました。

亡くなってしまったお姫様に同情した神様が、お姫様の亡骸をストックの花に変えたそうです。

「愛情の絆」や「求愛」はこの言い伝えからつけられた花言葉とも言われています。 

 

花言葉だで聞くと花の可憐なイメージにマッチした、ポジティブな印象を持ちます。

しかし、ストックの言い伝えを聞くと、少し悲しい気持ちになってしまいますね。

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