開店祝いにとよくプレゼントされる胡蝶蘭。
たくさんの花が連なって咲く姿は圧巻されるものがあり、思わずきれいと見とれてしまいます。
見た目も迫力があり、飾りにも適していいますが、開店祝いに選ばれるのは、胡蝶蘭の花言葉にも理由がありました。
目 次
胡蝶蘭(こちょうらん)とは
胡蝶蘭はラン科の植物で、原産地が東南アジアのマレーシアやインドネシアなど、熱帯地域の多年草です。
湿潤な熱帯雨林で育つため、寒さには弱く、高温多湿の環境を好みます。
開花時期も不定期で、白色以外にも赤色やピンク、紫色や黄色など多様な花を咲かせます。
胡蝶蘭の名前の由来
胡蝶蘭の学名は「Phalaenopsis aphrodite(ファレノプシス アフロディテ)」で、Phalaenopsis(ファレノプシス)には「蛾のような」という意味があります。
また、「aphrodite(アフロディテ)」はギリシャ神話に登場する美と愛の女神です。
このアフロディテはローマ神話ではヴィーナスとして知らせています。
ランにはこのアフロディテの名前が入っており、大変美しい花とされています。
アフロディテについての神話はこちらを参考にしてください。
和名はご存知の通り「胡蝶蘭(コチョウラン)」で、これは蝶が舞っている姿のランであることか名付けられました。
胡蝶蘭(コチョウラン)が誕生花となる日にち
1月6日、1月11日、1月17日、10月17日、12月26日
胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭全般の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」となります。
胡蝶蘭は蝶がひらひらと舞っている姿に似ているので、幸せが蝶のように飛んでくるということで「幸福が飛んでくる」となったようです。
そのためか、開店・開業祝いなどに贈られるプレゼントとして人気のようで、よく開店したばかりの店頭に飾られていますね。
胡蝶蘭の色別の花言葉
白色の胡蝶蘭:「清純」「純粋」
ピンク色の胡蝶蘭:「あなたを愛してます」
青色の胡蝶蘭:「愛」「尊敬」
紫色・赤色・黄色の胡蝶蘭など他の色に関しては花言葉はないようですので、全般の花言葉として捉えていただければよいでしょう。
胡蝶蘭の西洋の花言葉
胡蝶蘭の西洋の花言葉には以下のようなものがあります。
Gaiety(陽気)
love(愛情)
beauty(美)
luxury(高級・豪華)
refinement(上品・優雅)
胡蝶蘭の花言葉に怖い意味はある?
胡蝶蘭の花言葉に怖いものは特にないようです。
ただ、ラン全体の怖い話がというか、ラン誕生の怖いいきさつがあります。
ラン科であるオンシジュームのページを参考に読んでみてください。
胡蝶蘭は怖い?気持ち悪い?その原因は
胡蝶蘭はとてもきれいで迫力のある花なのですが、中には「ちょっと怖い」「気持ち悪い」と感じる人もいるようです。
胡蝶蘭という和名は、蝶が舞っている様子なので大変きれいなのですが、学名にはPhalaenopsis(ファレノプシス)には「蛾のような」という意味が含まれています。
蝶ならきれいなのですが、蛾ととらえると急に違うものに見えてきますね。
個人的には胡蝶蘭の花は「エリマキトカゲ」に見えてしまいます。
エリマキトカゲといえばジュラシックパークに出てくる「ディロフォサウルス」という恐竜が、小さいのに人を襲うシーンがあり、もしかしたら潜在的に恐怖を感じているのかもしれません。
また、「集合体恐怖症」というものがあり、同じ形・同じ大きさのものなどが「たくさん集まる」と、恐怖や気持ち悪さを感じようです。
確かにたくさんの花が整列して咲く胡蝶蘭は圧巻ではありますが、集合体として感じることもあります。
あとは、胡蝶蘭の「根」に対して嫌悪感を抱く方もいるようです。
胡蝶蘭は本来他の樹木や岩などに着生して育ちます。
体を支えるため根をしっかりと絡ませるよう、まるでたこ足のようにグネグネとしています。
そういう植物が鉢植えで育っているので、そのギャップや見た目にやられているのではないでしょうか。
怖いと感じる方もいるかもしれませんが、一般的には美しく縁起の良い花とされています。
気になるようでしたら、お祝いとして渡す前に、ちょっと上記のようなことを確認しておいた方が良いかもしれませんね。