黄色やオレンジ、ピンクなど花色が多く、種類も豊富なカランコエ。
花の形や咲き方がもさまざまで、小さな花が集まって咲く姿は、とてもきれいで華やかです。
そんなカランコエには、たくさんの花言葉がついています。
目 次
カランコエとは
カランコエは花の色が黄、オレンジ、赤、ピンク、白と豊富です。
一重咲きの花が定番ですが、品種改良などを経て、見栄えの良い八重咲きの花も増えています。
カランコエの花が開花する時期は秋から春にかけてです。
葉っぱが日光の減少度合いを感じとり、花を開花させる短日植物です。
園芸種では、カランコエの短日植物という特徴を活かし、人工光などを利用して1年中花を楽しめるようにすることも行っています。
カランコエの原産は、アフリカやアラビア半島、東アジアなど広い地域で、暑さには強い特性を持っています。
花が開花するのは秋から春と寒い時期ですが、実は寒さには弱い花です。
また、葉っぱが肉厚で、多肉植物としても人気です。
多肉植物としてのカランコエは、140種類近い原種が知られています。
原種は日本にもあったようですが現在は絶滅し、日本で見られるカランコエは、園芸種のみです。
葉っぱの形、花の色など種類がたくさんあり、比較的初心者でも育てやすいため、人気のある植物です。
カランコエの名前の由来
カランコエの名前の由来は、複数の説がとなえられています。
1つは、中国が由来であるという説です。
カランコエと同じカランコエ属に含まれる、「加藍菜」がカランコエへと名前を変えたと言われています。
2つ目は、発音からカランコエとなった説です。
カランコエの学名は「Kalanchoe(カランチョー)」と表記され、中国で「加藍菜」と漢字をあてられました。
これらの単語の音からカランコエへと変化したそうです。
3つ目の説は、古代インドに由来します。
「kalanka(赤サビ)」と「chaya(照り)」という単語を合わせて、カランコエとなったという説です。
カランコエのどの部分が赤サビに見えたかわかりませんが、カランコエが古くからさまざまな場所で親しまれていた事がわかりますね。
カランコエには、和名もつけられています。
カランコエの赤い花と、開花期が長く暑さに強いという部分から、「紅弁慶(べにべんけい)」となづけられました。
カランコエが誕生花となる日にち
2月6日、2月25日、3月21日、10月17日、12月1日、12月7日、12月11日
カランコエの花言葉
「あなたを守る」「おおらかな心」「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」という花言葉があります。
西洋の花言葉は「populartiy(人気、人望)」です。
「幸福を告げる」という花言葉は、カランコエの姿かたちからつけられています。
カランコエの花は鐘のような形をしており、それがたくさん集まって花を咲かせます。
鐘のような花は、幸せを運ぶ鐘に見立てられ、「幸福を告げる」という花言葉がつけられたそうです。
また、ちいさな花がたくさん集まっている様子から、「たくさんの小さな思い出」という花言葉をつけたのでしょう。
カランコエの色別の花言葉
たくさんの花色を持つカランコエですが、色別の花言葉はないようです。
カランコエの怖い花言葉
カランコエの花は、鐘のような形をしており、それが集まっています。
見た目は、とてもかわいらしく、怖い印象はありません。
葉っぱが肉厚で、花のかわいらしさとは似つかわしくありません。
その葉っぱの見た目から怖い花言葉を持っていそうに感じます。
しかし、幸せや守るなどの花言葉ばかりで、怖い印象の花言葉はつけられていません。
カランコエの種類によって変わる花言葉
花色による花言葉のちがいはありませんが、カランコエの種類によって花言葉が変わります。
ここでは、「あなたを守る」「たくさんの小さな思い出」などとは、ちがう花言葉がついている種類を紹介します。
「無言の愛」「平穏無事」などといった花言葉を持つのは、カランコエ・ピナータです。
カランコエ・カランディーバは「長く続く愛」「永遠に続く愛」などと言った花言葉を持っています。
八重咲のカランコエであるカランティーバは、何枚もの花びらが重なります。
花びらがたくさん重なりあう様子を、深い愛にとらえたのでしょう。
「柔軟性」「切磋琢磨」といった花言葉がついているのが、カランコエ・クイーンローズパリです。
「柔軟性」は、カランコエという植物が、どんな場所でもきれいな花をつけることから由来しています。
このように、カランコエ全体の花言葉とは少し印象がちがいますね。
カランコエを贈り物として使う時には、種類別の花言葉にも注目して選びましょう。
カランコエは花色の種類だけでなく、形もたくさんあり、長い期間楽しめる花です。
花が咲かない期間も、多肉植物として、1年中楽しめます。
葉っぱや花の形も豊富なので、たくさんの種類のカランコエを並べて鑑賞してみたいですね。