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花言葉・誕生花

アマリリスの花言葉。色別の花言葉や、怖いギリシャ神話とは

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こうべを垂れながらきれいな花を咲かせるアマリリス。

華やかな赤色が目をひき、明るい雰囲気を印象づけます。

そんなアマリリスは、ギリシャ神話の登場人物である、1人の女性と深く関係がありました。

 

アマリリスとは

アマリリスはユリのような花の形をしていますが、ユリ科の植物ではありません。

ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の植物で、南米原産の花で、比較的暑さに強いです。

原種は約90種類、園芸種は数百種類もあると言われています。

 

アマリリスの園芸種は、現在も品種の開発が進められており、新たな種類が楽しめる花です。

アマリリスは種類の多さはもちろんですが、花色もたくさんあります。

アマリリスと言えば、赤色を思い浮かべる人がおおいでしょう。

他にも白、黄、ピンクなど複数の花色があります。

花が咲く時期は、4月から6月に咲く、春咲きが一般的です。

その他にも、初夏から真夏に咲く夏咲き、10月頃に咲く秋咲きなどの品種があります。

 

アマリリスの名前の由来

アマリリスとい名前は、古代ギリシャが起源です。

古代ローマ人のウェルギリウスという詩人が、「牧歌」という詩を詠いました。

この詩に登場する美人な羊飼いの「アマリリス」という女性に由来しています。

「Hippeastrum(ヒッペアストラム)」が、アマリリスの学名です。

ギリシャ語で騎士を表す「Hippeos(ヒッペオス)」と、星を表す「astron(アストロン)」からつけられています。

アマリリスは、6枚の花びらがラッパのように広がり、大きな星が輝いているように見えます。

大きな花を開かせることから、このような名前がついたのでしょう。 

 

アマリリスが誕生花となる日にち

1月26日、2月12日、2月24日、5月28日、5月30日、6月22日、7月16日

 

アマリリスの花言葉

アマリリスは、「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」「内気」「誇り」など、人の容姿や内面を表すような言葉がつけられています。

西洋の花言葉も、「splendid beauty(輝くばかりの美しさ)」、「pride(誇り)」などで共通しています。

 

「おしゃべり」という花言葉は、アマリリスの花の姿から、つけられたと言われています。

アマリリスの花は、ラッパのように横に向けて花が開花します。

お互いに横に向いた花同士が、楽しくおしゃべりをしているように見えたことから「おしゃべり」という花言葉になったそうです。

 

アマリリスの色別の花言葉

アマリリスにはたくさんの花色がありますが、それぞれの花色に花言葉がつけられています。

アマリリスと言われて最初に思い浮かべる花色の赤は、「輝くばかりの美しさ」、「すばらしく美しい」という花言葉がつけられています。

真っ赤な色が、美しい大人の女性を連想させたのかもしれませんね。

 

赤と対称的な白は、「内気」です。

純白なアマリリスの花は、情熱的な赤とはちがい、気品があり、おしとやかな女性をほうふつとさせたことから、「内気」とう花言葉がついたのかもしれません。

 

ピンク色と黄色の花言葉は、どちらも「おしゃべり」です。

 

紫色のアマリリスは、「強い虚栄心」という花言葉がつけられています。

深い紫色の花が、心の内が見透かせない、魔性の女性のようにたとえられたのでしょう。

緑色のアマリリスもありますが、個別の花言葉はないようです。

 

アマリリスの怖い花言葉

アマリリスには「輝くばかりの美しさ」や「すばらしく美しい」など、女性の美しい姿を表現するような花言葉が印象的です。

またアマリリスは、花の見た目からもきらびやかな印象です。

しかし、紫のアマリリスが「強い虚栄心」とついているように、少しネガティブな印象を持つ花言葉があります。

 

「臆病な心」という花言葉が、ネガティブな花言葉の一つです。

アマリリスの花は横に向けて花開きますが、花が開き始めたときは下を向きで、人がうつむいている姿に見えます。

このことから、「臆病な心」といった、少しネガティブにとられる花言葉がついたのでしょう。

 

アマリリスの神話 

アマリリスには、名前と花言葉の由来となった、言い伝えがあります。

古代ローマ人のウェルギリウスという詩人が、詠ったとされている「牧歌」です。

「牧歌」という詩は、現在ギリシャ神話として後世に語り継がれています。

お話は2人の男女の恋物語です。

 

羊飼いである美しいアマリリスという名前の女性は、とても内向的な性格です。

そんなアマリリスは、ある男性に恋心を抱いていました。

男性は美しくきれいな花が好きで、自分に花をプレゼントしてくれる別の女性に好意を抱いていました。

内向的な性格ゆえ自分で思いを伝えられなかったアマリリスは、彼に思いを伝えられるように神様にお願いをするのです。

アマリリスの願いを聞いた神様は、アマリリスに1本の矢を渡しました。

アマリリスは神様から受け取った矢で自分を突き刺します。

アマリリスの傷口から、血がしたたり落ち、その血が地面についたとき、その場所からとても美しい花が咲きました。

アマリリスの血から咲いた見たこともないきれいな花のとりこになった男性は、アマリリスに恋をし、結ばれたというお話です。

 

「内気」や「誇り」は、アマリリスの性格や行動から由来するものと言われています。

「輝くばかりの美しさ」は、アマリリスの血から咲いた花からついたのです。

アマリリスという女性は、内向的な性格ですが、とても芯がある女性だったのでしょう。

 

アマリリスは、赤だけでなく、白やピンク、黄色などの花色があり、大きく花開く姿が、華やかな雰囲気です。

花色によってさまざまな花言葉がついており、多くは花の美しさや様子を表すすてきな花言葉です。

紫色など少しマイナスな意味合いの花言葉がついているので、アマリリスを贈り物にするときには、花色別の花言葉もしっかり知っておきたいですね。

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