星形のような可愛らしい花を咲かせるニーレンベルギアは寄せ植えやグランドカバーなどに用いられ、ガーデニングでも人気の高い花です。
目 次
ニーレンベルギアとは
ニーレンベルギアはアルゼンチン原産でナス科アマモドキ属の植物です。
多年草、一年草、二年草のものなど種類によって違いがあります。
大きくレペンス種、セルレア種、スコパリア種などに分類され、どれも星のような形の花を咲かせます。
日本でよく流通しているのはオーガスタやギンパイソウ(もしくはキンパイソウ)などの品種です。
オーガスタの花は紫や白色のものが多く、早生で暑さにも強く、春から秋にかけて咲きます。
草丈は20~30㎝ほどで花が次から次へとドーム状に固まって咲くため鉢植えに最適です。
ギンパイソウ(銀杯草)の花はオーガスタよりも少し遅めの開花で6~9月頃にかけて咲きます。
花は全体的に白色で中央が黄色です。
草丈は5~10㎝ほどで、葉は長いヘラ状で多く茂り、茎は地面を這うように伸びます。
ニーレンベルギアの名前の由来
ニーレンベルギアという名前はスペインの植物学者ニーレンベルグの名前が由来となっています。
そして、ニーレンベルギアの人気の品種であるギンパイソウは漢字で「銀杯草」と書きますが、これは花が杯(さかずき)のようなカップの形をしていることからつきました。
銀は白い花が光や雨に当たってキラキラと輝く様子からついたのではないでしょうか。
そのカップのような形をしていることから、英語名ではそのまま「カップフラワー」と呼ばれています。
ニーレンベルギアが誕生花となる日にち
6月2日、6月25日、8月6日
ニーレンベルギアの花言葉
ニーレンベルギアの花言葉は「心が和む」「楽しい追憶」「平和」「清楚」「許されざる恋」です。
「心が和む」「楽しい追憶」「平和」の花言葉は可愛らしい形をしたニーレンベルギアの花姿からきているようです。
明るく可愛らしい花が惜しげもなく、たくさん咲いているのを見ると、誰もが幸せな気持ちになりそうですね。
また、ニーレンベルギアは芳香性があり、爽やかな柑橘系の香りにも癒されます。
この花言葉がついたこともガーデニングでとても人気があることも納得出来ますね
「清楚」という花言葉もニーレンベルギアの花姿からきているのではないでしょうか。
固まって咲いていると華やかですが、一つ一つの大きさは2㎝ほどでそれほど大きくなく、色も白や薄紫色のものが多く、主張し過ぎない印象です。
「許されざる恋」の花言葉ですが、この花の名前の由来とされている植物学者ニーレンベルグは修道士でもありました。
その為、恋愛や結婚をしなかったことからこの花言葉がついたようです。
少しネガティブに感じる花言葉ですが、修道士として生きたニーレンベルグの人生はとても幸せだったのではないでしょうか。
ニーレンベルギアの色別の花言葉
ニーレンベルギアの色別の花言葉は特に無いようです。
ニーレンベルギアの怖い花言葉
ニーレンベルギアの怖い花言葉は特に無いようです。
ニーレンベルギアの育て方
ニーレンベルギアは丈夫で次から次へと花を咲かせてくれるので、バンキング、鉢植え、花壇などのガーデニングに最適な植物です。
鉢植え、地植えのどちらの場合も日当たりの良い所で育て、土の表面が乾いたら根元の方に水を与えましょう。
用土は草花培養土や赤玉土・腐葉土・ピートモスを5:3:2の割合で混ぜたものを使用すると良いでしょう。
肥料は生育期に水溶性の液肥を1か月に2、3回与えましょう。
挿し木は9月頃に適度な長さにカットし、30分くらい水に挿し、吸わせてから土に挿します。
ある程度花期を楽しんだら、半分くらいにカットするとまた新芽が出てきて花を咲かせてくれます。
自分の手で育てた花が庭いっぱいに咲いていると心が満たされますね。
大変育てやすい花なので初心者の方もぜひ育ててみてはいかがでしょうか。