白やピンクのくすみカラーが可愛いアソトランティア。
部屋や庭に取り入れるとナチュラルでアンティークな雰囲気を演出してくれます。
目 次
アストランティアとは
アストランティアはヨーロッパ原産でセリ科アストランティア属の多年草です。
草丈は40~80㎝ほどで、花期は5月~7月頃に白やピンク、赤色等の花を咲かせます。
中央に粒状の小花が盛り上がるようにたくさん集まり、その周りを花びらのような総苞で包まれるように咲きます。
種類は10種類ほどありますが、日本でよく見られるのはマヨールという園芸品種です。
暑さと乾燥に弱いため、半日陰で湿った環境のほうが育ちやすいです。
アストランティアの名前の由来
アストランティアの「アストラ(Astra)」とはギリシャ語で「星」という意味があり、花姿がが星のような形をしていることからつきました。
アストランティアは別名「マスターウォート」とも呼ばれています。
アストランティアが誕生花となる日にち
5月29日、6月6日、6月24日
アストランティアの花言葉
アストランティアの花言葉は「星に願いを」「愛の渇き」「知性」となっています。
「星に願いを」の花言葉は名前の由来と同じく、その星のような花姿からきています。
花びらのようにみえる部分は実際は総苞なのですが、これが星の形に見えると言われています。
しかし、見方によっては中央にたくさん集まった小花も星屑を散りばめたように見えるのではないでしょうか。
「星に願いを」という名曲がありますが、そのメロディーが今にも流れてきそうなロマンティックな花言葉ですね。
「愛の渇き」の花言葉の由来ははっきりしたことはわかっていはいませんが、愛に飢えているなどのような悪い意味ではないようです。
どちらかというと愛を求めるというような前向きな意味をもつ花言葉のようです。
また、アストランティアはドライフラワーにも利用されることの多い花なので、花を乾燥させることと「渇き」という言葉が関係しているのでしょうか。
「知性」の花言葉もはっきりした由来はわかっておりませんが、やはり星のような凛とした美しい花姿からきているのではないでしょうか。
アストランティアは日陰を好む花なのでシェードガーデンに向いており、よく用いられます。
シェードガーデンとは日陰や半日陰の場所で作る庭のことで、日陰でも育つ植物たちが選ばれます。
しっとりと落ち着いた雰囲気のあるシェードガーデンにもぴったりのアストランティアなので「知性」という花言葉がついても不思議ではありません。
「アストランティア」という名前自体も素敵ですが、花言葉もどれも良い意味を持つものばかりですね。
アストランティアの色別の花言葉
アストランティアは前述の花言葉が色別にわけられているようです。
白が「星に願いを」、赤が「愛の乾き」、ピンクが「知性」のようです。
アストランティアの怖い花言葉
アストランティアの怖い花言葉は特に無いようです。
アストランティアの品種
アストランティアはおしゃれな名前のついた品種のものが多くあります。
【ムーランルージュ】
赤色の花を咲かせるため口紅を意味するルージュという名前がついています。
花苞はこじんまりとしています。
【マヨール】
アストランティアが星形と言われているのはこの品種のことで、日本でも一番多く流通している品種です。
【ローマ】
淡いピンク色で花期は他の品種よりも長めです。
【スター・オブ・マジック】
斑入りの葉が特徴で濃いピンク色のものが多いです。
【スノースター】
名前の通り、白色の星形で花びらの先が少し緑色になっています。
【ミッドナイト・オウル】
赤紫色の神秘的な色をしており、花つきのよい品種です。
【ルビー・ウェディング】
ルビーを連想させるような赤色で早咲きの品種です。
以上のように多くの品種がありますが、マヨール以外は日本ではなかなか手に入りにくいのが現状のようです。
しかし、どれもロマンティックな名前のものばかりで、色々な品種をそろえてみたくなりますね。