キバナコスモスは、黄色やオレンジの花びらがいくえにも重なって咲く花です。
花色と八重咲きの花びらが、華やかな印象をあたえてくれます。
目 次
キバナコスモスとは
キバナコスモスは、メキシコが原産です。
日本でも園芸用の品種として栽培されています。
一部は野生化し自生するキバナコスモスも存在します。
メキシコに自生するため、暑さには強いです。
キバナと言う名前の通り、花色は黄色やオレンジです。
赤色もありますが、品種改良により作られた花色です。
花の開花時期は、6月から10月頃です。
私たちが頻繁に目にするキバナコスモスは、八重咲きの物が多いかもしれません。
園芸種として出回っている物は、八重咲きがほとんどです。
しかし、キバナコスモスには、一重咲きの品種も少なからず存在します。
キバナコスモスの名前の由来
「黄花秋桜(キバナコスモス)」はコスモス属の花です。
花びらが黄色やオレンジで、コスモス属であることから名づけられました。
同じように西洋名は花びらが黄色いことからつけられています。
「Yellow cosmos(イエローコスモス)」、「Orenge cosmos(オレンジコスモス)」、「Golden cosmos(ゴールデンコスモス)」です。
学名は「Cosmos sulphureus(コスモス ソフィリアス)」です。
「sulphureus」は硫黄色を意味し、花色から由来しています。
ちなみにコスモスという名前は、ギリシャ語で美しいや調和といった意味を持つ「kosmos(コスモス)」からきています。
キバナコスモスが誕生花となる日にち
5月18日、6月17日、9月6日、10月5日
キバナコスモスの花言葉
キバナコスモスの花言葉は、「野性的な美しさ」「野生美」「幼い恋心」などです。
西洋の花言葉には「endless Love(終わりのない愛)」「positive energy(ポジティブなエネルギー)」などがあります。
コスモス属の花の中でも、耐暑性に優れているキバナコスモス。
暑さだけでなく、繁殖力も強いです。
野生の厳しい環境でも、美しくきれいな花をさかせることが由来となり花言葉がつけられています。
「幼い恋心」という花言葉は、長きにわたりきれいな花を咲かせる様子が、一途に恋焦がれている少女のように見えることからつけられています。
キバナコスモスの色別の花言葉
キバナコスモスには、色別の花言葉はつけられていません。
また、品種改良で生まれた赤色のキバナコスモスにも、色別の花言葉はないようです。
キバナコスモスの怖い花言葉
野生でもたくましく生きる美しい花という印象が強いキバナコスモス。
怖い印象の花言葉はないようです。
キバナコスモスとコスモスの違い
キバナコスモスとコスモスは、同じコスモス属の花です。
キバナコスモスは花色が黄色やオレンジ、赤で、八重咲きの品種をよく見かけます。
ピンクの印象が強く、一重咲きの品種が多いのがコスモスです。
近年は品種改良によって、黄色やオレンジ、八重咲きなどの品種も作られています。
コスモスの花言葉は、「平和」「謙虚」などです。
コスモスの花
キバナコスモスと違い、花色別の花言葉もつけられています。
2つの花は同属ですが、種類のちがう花です。
そのため、互いを交配することはできません。
同じコスモス属でチョコレートコスモスという花もあります。
チョコレートコスモスの花
こちらは、黒紫色の花色が特徴で、一重咲きの花です。
チョコレートのような香りがあります。
チョコレートコスモスの花言葉は「恋の思い出」「恋の終わり」になります。
少し悲しい印象の花言葉がつけられていますね。
チョコレートコスモスは同属別種の花ですが、近年キバナコスモスとの交配種が開発されました。
開発された交配種は「ストロベリーチョコレート」です。
明るいキバナコスモスと暗いチョコレートコスモスが合わさっているので、黒紫色が少し明るい赤に変化しています。
また、暑さに強く、香りはチョコレートコスモス香りを引き継いでいます。
6月から10月の暑い時期にかけて、花が咲くキバナコスモス。
ピンク色のコスモスとは一味違い、華やかさや明るさが増します。
厳しい環境にも強く育てやすい花なので、1度栽培してみるのも良いかもしれませんね。