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ビキニスタイルの日とはいつ?意味や由来、ビキニの名前の由来は原爆実験だった?

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▪はじめに

夏になると、ビキニスタイルの水着が海やプールなどを華やかに彩ります。

現在、様々なタイプのものがあり世界中の女性に人気のあるビキニスタイルの水着は、夏が始まる7月初頭に誕生しました。

そこで今回は、ビキニスタイルの水着に関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。

 

ビキニスタイルの日とは

ビキニスタイルの日は、毎年7月5日にあります。

この記念日は、1946年(昭和21年)のこの日に、フランスのデザイナー、ルイ・レアールがビキニスタイルの水着を世界で初めて発表したことに因んで制定されたものです。

 

▪意味

ビキニスタイルの日は、フランス人デザイナーのルイ・レアールが1946年(昭和21年)7月5日にビキニスタイルの水着を発表したことを記念するために制定された記念日です。

 

▪由来

ビキニスタイルの日が7月5日にあるのは、1946年(昭和21年)の7月5日にビキニスタイルの水着が発表されたことに由来しています。

 

▪イベント

ビキニスタイルの日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

ビキニスタイルの雑学

<ビキニの名前の由来は原爆実験だった?>

女性用の水着は1800年代に誕生し、当初は水にぬれても透けないサージやフランネル・アルパカなどの生地で作られた肘まで袖のあるひざ丈のドレスにゆったりとしたくるぶしまで覆うパンツの上下セットという形でした。

1900年代になると、袖と裾、パンツの丈が徐々に短くなっていき、1907年(明治40年)にオーストラリア出身のスイマーで女優のアネット・ケラーマンがデザインした現在の競泳水着のようなワンピース型水着を自ら着用し、その露出の高さと体の線がはっきり現れるデザインが話題となりました。

1920年ごろにはワンピース型に短いスカートが付いたキルト式水着や日本のスクール水着に採用された「タンク・スーツ」と呼ばれる型の水着が流行し、1930年代から1940年代にかけては、ミッドリフスタイルと呼ばれる腹部を露出したツーピースの水着が定着していきました。

 

ビキニスタイルの水着は、1946年(昭和21年)にフランスのルイ・レアールが考案しました。

レアールは自動車のエンジニアでしたが、母親が下着会社を経営していてその手伝いをしていた際にビキニスタイルの水着を考案しました。

「ビキニ」という名前は、レアールが水着を発表する4日前の1946年(昭和21年)7月1日に行われたビキニ環礁での核実験(クロスロード作戦)が由来となっています。

レアールは、水着の布面積の小ささと周囲に与える破壊的威力をビキニ環礁の原爆にたとえて「ビキニ」と命名しました。

しかしこのビキニスタイルの水着は、露出が高すぎることから普及するのに20年ほどかかっています。

 

ちなみに、「ビキニ」という名前の語源はビキニ環礁のあるマーシャル諸島の人々が使うマーシャル語で「ピキニン(ココナッツの表面)」です。

マーシャル諸島の現地人が「ピキニン島」と呼んでいたものをドイツ植民地時代にドイツ人が言葉の響きで「ビキニ島」と呼んだものが定着し、正式名称となりました。

 

ビキニ環礁での核実験は、1946年(昭和21年)から1958年(昭和33年)にかけて23回行われ、現在も島民が島に帰れない状況が続いています。

また、ビキニ環礁は広島の原爆ドームと同様に「負の遺産」として2010年(平成22年)に世界遺産に登録されました。

 

<明治・大正時代の日本の水着は「シマウマ」と呼ばれていた>

日本では、明治時代中頃まで海水浴は「潮湯治」と呼ばれる医療行為の1つでした。

海水は皮膚病や神経痛などに効くとされていて、潮湯治に行く人は海で泳ぐというより温泉のように海水に浸かることが目的だったので、男性はふんどし、女性は腰巻というスタイルで海に浸かっていました。

 

1885年に医療施設として、神奈川県大磯の照ヶ崎海岸に「大磯海水浴場」が開設されたことをきっかけに、海水浴は医療からレジャーへと変わっていきました。

上流階級の女性も海水浴を楽しむようになり、ネグリジェのようなシンプルなドレスのようなスタイルの水着が日本でも着られるようになります。

 

そして、1904年(明治40年)ごろから「縞馬(シマウマ)」と呼ばれる女性用水着が登場しました。

「縞馬」とは、ニットの横縞模様で、長袖または肘までの袖とひざ丈の前ボタンのワンピースタイプの水着で、この縞模様から「縞馬」と呼ばれるようになったとされています。

「縞馬」はその後袖なしやツーピースタイプのものなども販売されるようになり、大正時代まで日本中で大ブームとなりました。

 

日本でビキニスタイルの水着が着られるようになったのは1960年ごろからですが、やはり露出度が高いためすぐには浸透せず、普及したのは1970年代ごろからでした。

 

▪まとめ

ビキニスタイルの水着は露出の高い水着ですが、最近ではスカートやショートパンツ、パレオなどが付いたスタイルのものなどバリエーションが増えて、更に多くの女性に人気となっています。

現在では世界中に普及しているビキニスタイルの水着ですが、もともとは素朴だった「ビキニ」という名前が、アメリカの核実験で注目を集めて水着の名前となった経緯を知り、驚きましたがビキニ環礁の歴史を知るきっかけにもなりました。

華やかで可愛いビキニスタイルの水着を楽しみつつ、その歴史にも興味を持って貰えればうれしいです。

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