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たけのこの日はいつ?意味や由来、イベント、筍と竹の子の違いとは

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▪はじめに

筍(タケノコ)は、春を告げる山菜の1つです。

煮物や炊き込みご飯など、日本では昔から馴染み深い食材であるタケノコの記念日は、七夕である7月7日にあります。

 

たけのこの日とは

たけのこの日は、毎年7月7日にあります。

この記念日は、1986年(昭和61年)に全日本竹産業連合会によって制定されました。

 

全日本竹産業連合会(通称「全竹連」(JBA))とは、昭和35年に全国府県単位で存在していた竹産業界の組織体が全国組織として誕生した連合体で、竹製品の開発・竹文化の継承発展を目指した活動を展開しています。

 

▪意味

たけのこの日にどのような意味や目的があるのかは残念ながら分かりませんでした。

 

▪由来

たけのこの日は、日本缶詰協会などの産物関係者の話し合いの席で、「竹取物語のかぐや姫が竹から生まれたのは7月7日ではないか」と話題になったことが由来となって、7月7日に制定された記念日です。

 

▪イベント

たけのこが旬の4月ごろに、毎年日本各地でタケノコを扱ったイベントが開催されています。

 

山梨県南巨摩郡南部町では、毎年4月に「南部町たけのこまつり」が開催されています。

このイベントでは、タケノコご飯や採れたてのタケノコの直売や様々な模擬店が出展されるほか、地元中学校の吹奏楽部による演奏や白鳥太鼓の演奏、お笑い芸人のステージショーなどが行われています。

山梨県南部町HP  https://www.town.nanbu.yamanashi.jp/index.html

 

また京都府長岡京市でも、毎年4月後半の土日に長岡天満宮・乙訓寺にて「たけのこフェスタ」を開催しています。

このイベントでは、朝掘りタケノコやタケノコ弁当の販売をはじめ、竹製品、観光グッズ、特産品などの模擬店の出店、野点茶席、生花展、長岡京音頭の披露などが行われており、毎年多くの観光客が訪れています。

市の花である「きりしまつつじ」が参道を彩り、乙訓寺では境内に植えられている2000株の牡丹が花開く時期と重なるので、たけのことお花の両方を堪能してみてはいかがでしょうか。

長岡京市観光協会HP  http://www.nagaoakakyo-kankou.jp/

 

たけのこの雑学

<食べられているタケノコはほんの一部だけ?>

竹は種類の多い植物で、世界では約1200種、日本国内だけでも約600種あるといわれています。

タケノコが食用となっているのはこの中のほんの一部で、6~7種の竹だけで、日本で食べられているのは次のような種類のものです。

 

孟宗竹(もうそうちく)

最もポピュラーなタケノコで、お店で販売されているタケノコのほとんどは孟宗竹です。

中国原産で、1736年(元文1年)に琉球(現在の沖縄県)経由で鹿児島県に伝わり、その後青森県以南の日本各地で栽培されるようになりました。

収穫時期は3月から5月中旬です。

大型で色が白い、肉厚でやわらかくえぐみが少ない、香りが良くてほのかな甘みがあるなどの特徴があります。

 

淡竹(はちく)

中国原産で、九州や関西で多く見られる種類で、市場にはあまり出ることがありません。

収穫時期は4月中旬から5月です。

孟宗竹より細く、少し固い、あくが少なく味は淡泊、甘みや苦みが少ないなどの特徴があります。

 

真竹(まだけ)

日本や中国が原産といわれ、関西、なかでも京都に多くみられる種類で、「古事記」に登場するタケノコは真竹だとされています。

収穫時期は5月から6月中旬です。

味は良いのですが、少し固くてあくが強く、少し苦みがあるのが特徴です。

苦みがあることから「苦竹(まだけ)」とも呼ばれています。

 

根曲がり竹(ねまがり)

日本原産で、主に山陰地方・信越・東北地方・北海道などでみられます。

地域によって呼び方が違っており、信越から東北地方では「根曲がり竹(ねまがり)」、山陰地方では「姫竹(ひめたけ)」、山形県月山周辺では「月山竹」「月山筍」、そのほかにも「五三竹(ごさんちく)」「千島笹(ちしまざさ)」「篠竹(すすたけ)」などと呼ばれています。

収穫時期は5月中旬から5月下旬です。

孟宗竹より細くて小さく、香りが良くて、あくが少なくてえぐみが無いのが特徴です。

 

寒山竹(かんざんちく)

日本や中国が原産で関西から西で多くみられ、とくに九州南部でよく食べられています。

昔、殿様が食べて大変気に入ったことから「大名竹(だいみょうちく)」とも呼ばれています。

収穫時期は6月中旬から8月中旬です。

あくが少なくて甘みが強く、とても柔らかくて生でも食べられるほどなのが特徴です。

とても美味しく味染みも良いので「幻のタケノコ」とも呼ばれ、高級食材としても人気があります。

 

<「筍」と「竹の子」の違いとは?>

タケノコはその名の通り「竹の子ども」という意味の言葉ですが、漢字で書くと「筍」や「竹の子」となります。

 

じつはこの2つ、意味に違いがあるのです。

 

「筍」とは、食べることができる期間のもののことを指しています。

この漢字が充てられたのは、「旬」とタケノコが食べられる期間に由来しています。

「旬」とは、1ヵ月を三等分にしたときのそれぞれの10日間のことで、上旬・中旬・下旬

また、タケノコは成長が速く、地面に頭を出してから10日間以内が美味しく食べられる時期だとされています。

これらのことから食べられる時期のタケノコのことを竹冠に旬で「筍」と書くようになったのです。

 

一方「竹の子」とは、食べられる時期、すなわち頭が地面から出て10日間を過ぎていて、タケノコの皮がまだ付いているものを指します。

タケノコの皮はイノシシやニホンザル、ニホンジカなどのタケノコを食べる動物から身を守るためにあります。

皮は成長していく過程で1枚ずつ剥がれていき、30日ほどで全て落ちるので、この時期の竹を「竹の子」と呼ぶのです。

 

しかし、この表記に厳密な決まりは無いため、食べられる時期のタケノコのどちらの漢字で書いても間違いではないそうです。

 

▪まとめ

現在タケノコは、水煮で1年中見られる食材ですが、生のタケノコがスーパーに並ぶと春を感じますよね。

私が子供の頃は、ゴールデンウィーク時期に田舎に帰ったときに、タケノコを掘りに行っていました。

みなさんも、春には旬のタケノコを味わってみてはいかがでしょうか。

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