日本でも人気の高いサンセベリア。
サンスベリアという名前で知っている人も、多いかもしれません。
サンスベリアは通称であり、正式にはサンセベリアです。
目 次
サンセベリア(サンスベリア)とは
サンセベリアは、アフリカの乾燥地帯が原産です。
その他にも、マダガスカルや南アジア、アラビアなどで自生しています。
サンセベリアは多肉植物で、小さいものは草丈が5㎝程度です。
大きいものになると、1m近くにまで成長します。
乾燥地帯が原産であるため、暑さにはとても強いです。
その反面、寒さに弱く、湿気も苦手とします。
日本で育てる場合には、冬は室内で、水を与えすぎないように育てます。
葉っぱは、薄い緑色に縁どられるもの、よこしまの模様があるもの、無地などさまざまです。
花は葉っぱが生い茂った中央部分から、茎が伸び、白い花を咲かせます。
細い花びらがラッパのように花開き、茎が見えないほどに花がつくのが特徴です。
開花期は8月から10月で、陽が沈んでから花が開花し、翌朝にはしぼんでしまいます。
サンセベリア(サンスベリア)の名前の由来
学名「Sansevieria(サンセベリア)」は、イタリアにあるサンセヴェーロ家の王子ライモンド・デ・サングロにちなみ、つけられたとされています。
日本では「サンスベリア」と呼ばれることも多いです。
実は「サンスベリア」呼び方は通称であり、正式な名称ではありません。
西洋では「Snake Plant(スネーク プラント)」と言います。
細長い葉っぱと、よこしまな模様が、ヘビのように見えたのかもしれませんね。
同じくよこしま模様が由来でつけられた名前が、「虎の尾(トラノオ)」です。
サンセベリア以外に、「厚葉千歳蘭(アツバチトセラン)」という名前もつけられています。
千歳とは、長い年月を意味します。
サンセベリアは、多年草で長い寿命であることが由来です。
多肉植物であることから、葉っぱが厚いため、「アツバチトセラン」という名前がつけられたのでしょう。
サンセベリアが誕生花となる日にち
6月20日
サンセベリア(サンスベリア)の花言葉とは
「永久」「不滅」「寛容」「追憶」がサンセベリアの花言葉です。
西洋の花言葉は「health(健康)」です。
サンセベリアは、多年草で上手に育てれば何年も生きます。
このことから、「永久」や「不滅」といった、枯れないイメージの花言葉がつけられました。
「health」は、西洋名の「Snake Plant」がゆらいです。
ヘビは生命力があり、崇拝される生き物とされています。
このことから、西洋では、「health」という花言葉がついたそうです。
このことから、「health」という花言葉がつけられました。
サンセベリア(サンスベリア)の色別の花言葉
サンセベリアの花色は、白のみです。
よって花色別の花言葉はつけられていません。
サンセベリア(サンスベリア)の怖い花言葉
サンセベリアは、白い花を咲かせますが、その花は滅多に咲きません。
このことから、サンセベリアが花を咲かせると、不吉なことがおこると言われてきました。
しかし、実際には噂話に過ぎません。
サンセベリアには、怖い花言葉もつけられていないようです。
サンセベリア(サンスベリア)の歴史
サンセベリアは元々チトセラン属に分類される植物でした。
これは、1903年にスコットランドの医師であり植物学者、デーヴィッド・プレインの著書に記載されています。
それ以来近年まで、チトセラン属の植物でした。
しかし2017年、植物学者であるデーヴィッド・マッバーリーにより、ドラセナ属に分類するという学説が公表されます。
ドラセナ属には、亜熱帯やアフリカに自生する観葉植物の多くが分類されます。
イギリスの王立植物園であるキュー植物園でも、デーヴィッド・マッバーリーの説が受け入れられたそうです。
サンセベリアは空気清浄能力があると言われ、日本でも人気となりました。
二酸化炭素を夜間に取り込み、昼間に還元する光合成を行うことが理由です。
しかし、空気清浄能力は、他の植物と大きく大差がないと検証されています。
また、空気清浄能力と合わせて、マイナスイオンの放出が期待できると言われます。
こちらは具体的な立証がなされておらず、また、人体に良いマイナスイオンであるかも検証されていません。
成育環境が整えば、長く楽しめるサンセベリア。
うたわれている空気清浄能力やマイナスイオンは、大きく期待できないかもしれませんが、緑色の葉っぱが心の癒しを与えてくれるでしょう。
まれに咲く白い花が見られると、良いことがあるかもしれませんね。