南国のジャングルに生息する植物のモンステラ。
特徴のある葉っぱが魅力的で、観葉植物として人気です。
自生地の1つであるハワイでは、神聖な植物としてあがめられてきました。
目 次
モンステラとは
熱帯アメリカが原産で、多年草の植物です。
暑さに強く、日本の家庭でも良く育てられる観葉植物の1つ。
家庭で栽培されるものは、茎が真っすぐ伸びる場合が多いですが、野生のモンステラは、他の樹木につるを絡めます。
観葉植物の中でも、特徴的なのが葉っぱ。
穴が開いているも、深く切り込まれているなど、普通の葉っぱとは大きく違います。
樹高は低いもので10㎝、高いものは2m程度です。
ある程度大きくなると、花をつけます。
花は中央に細長い花穂があり、その周りに葉っぱのような形の苞があります。
花穂の色はクリーム色、苞は白色です。
花が見られるのは、5月から7月で、秋になると花穂は果実となります。
モンステラの果実は、南国系フルーツのような味で、パイナップルやバナナにたとえられます。
シュウ酸カルシウムを含むため、完熟する前のものは食べられません。
モンステラの名前の由来
日本でも「Monstera(モンステラ)」という名前で知られています。
学名であり、ラテン語が語源です。
他の植物と違い、葉っぱに穴や切れ込みが入り特徴的で、また日差しが遮られるジャングルの中に生息しています。
この様子が奇妙であることから、怪物や奇怪といった意味のある「monstrum(モンストルム)」から名づけたそうです。
西洋名も学名や和名と同じ、「Monstera(モンステラ)」です。
モンステラが誕生花となる日にち
9月30日、12月15日、12月22日
モンステラの花言葉
「深い関係」「献身」「壮大な計画」「うれしい便り」が花言葉です。
西洋では「close connection(深い関係)」、「dedication(献身)」、「magnificent plan(壮大な計画)」、「happy letter(うれしい便り)」とつけられています。
他の植物の茎に、つるを巻きつかせながら成長しする植物です。
他の植物と共存することから、「深い関係」とつけられたのでしょう。
また、葉っぱに穴や切り込みがあることで、太陽が下にまで届くことから、「壮大な計画」や「うれしい便り」とつけられました。
モンステラの色別の花言葉
葉っぱがメインの植物ですが、ある程度成長すると花が咲きます。
花色はクリーム色だけのため、色別の花言葉はありません。
モンステラの怖い花言葉
穴あきの葉っぱや、深い切れ込みから、怖い印象を持つかもしれません。
しかし、穴が開いていることで、光が差し込み、良いイメージの花言葉ばかりです。
モンステラの言い伝え
特徴的な葉っぱを持つモンステラは、ハワイでは神聖な植物であるとされています。
ハワイは原産地の一つです。
ジャングルなど他の植物が生い茂る中に生息するモンステラは、葉っぱの穴から太陽が入り下の方まで光を届けます。
その様子から「希望の光を導く植物」と言われており、神聖なものとされます。
更に魔除けの効果もあると考えられているそうです。
また、神聖なもの以外の意味も持ち合わせています。
怪物や奇怪の意味を持つラテン語が語源です。
少し怖い印象を持つ意味からつけられた名前ですが、ハワイでは違った意味でとらえられています。
モンステラの名前には「湧き出る水」という意味があるそうです。
穴が開いている葉っぱは、太陽の光だけでなく水をも通します。
そんな花は金運が上がる植物であると言われるそうです。
ハワイで大切にされるモンステラは、シュウ酸カルシウムという成分を持っています。
シュウ酸カルシウムは日本で劇物に指定されており、生のサトイモなどに含まれる成分です。
敏感肌の人が触れると肌荒れを起こすことがあります。
モンステラを自宅で成育する人は、樹液を触らないようにしましょう。
小さな鉢でも育てやすいモンステラ。
葉っぱに太陽があたりできる影は、とても幻想的です。
室内で育てれば、心の癒しになるでしょう。
金運も高まると言われる植物なのもうれしいですね。