開花期になると次々に黄色の小さな花が一面に咲き、華やかさを演出するメランポジウム。
花を見られる期間が長く、半年ほど楽しめ、かだんやプランターで育てやすい花です。
花の見た目通りの、明るい花言葉がたくさんつけられていました。
目 次
メランポジウムとは
メキシコや中央アメリカなどが原産の一年草。
原産地では80種ほど自生していますが、栽培されているのはディバリカツム種という1品種だけです。
日本の高温多湿な環境にもよく馴染む花で、春に種をまき夏に見ごろをむかえます。
花がしぼんだ時は見栄えを良くするために花摘みをするのが一般的ですが、メランポジウムには必要ありません。
しぼんだ花を覆い隠すように、新たな花が開花します。
花摘みをしなくても、綺麗な状態をたもつことができるので、初心者の人でも見栄え良く育てることができる花です。
一年草の花ですが、こぼれ種が多いため、翌年にも花を楽しむことができます。
花は、10枚程度の花びらがつき、上向きに花開くのが特徴です。
花色は鮮やかな黄色で、中央に筒状の花があります。
開花期が4月から11月で、長く花を楽しめます。
メランポジウムの名前の由来
学名である「Melampodium paludosum(メランポジウム パルドサム)」は、日本でもメランポジウムという名で知られています。
「Melampodium」はギリシャ語が由来で、黒いの意味がある「melas(メラス)」と、足を表す「podius(ポディウス)」が合わさった言葉です。
一年草の花ですが、根が非常に太く黒いことから名づけられました。
西洋では「Gold medallion flower(ゴールド メダリオン フラワー)」と呼ばれます。
鮮やかな黄色の花色で、メダルのように丸いことから名づけられたのでしょう。
「Million gold(ミリオン ゴールド)」と呼ばれることもあるそうです。
日本ではメランポジウム以外にも、「メランポジューム」、「メダリオン」、「メランポディウム」と名前で知られています。
メランポジウムが誕生花となる日にち
10月18日
メランポジウムの花言葉
「元気」「小さな親切」「あなたはかわいい」などがメランポジウムパの花言葉です。
花が見られる時期が4月から11月と長く、常に新しい花が咲くことから、「元気」とつけられました。
花はしぼんでしまったものを隠すようにして、新たな花が開きます。
常に綺麗な状態を見せ続けることから、「小さな親切」や「あなたはかわいい」とつけられたのでしょう。
メランポジウムの色別の花言葉
花色は鮮やかな黄色のみです。
そのため花色別の花言葉はつけられていません。
メランポジウムの怖い花言葉
黒い茎と太根をもつ花で、茎だけ見ると怖い花言葉がつけられていそうです。
しかし、明るい黄色の花が長期間咲くことから、良いイメージの花言葉ばかりがつけられており、怖い印象の花言葉はないようです。
メランポジウムに似ているサンビタリア
キク科メランポジウム属の花であるメランポジウム。
花色は黄色のみで、「小さなひまわりのよう」と言われます。
同じキク科の植物でサンビタリアという花も、黄色の花でひまわりのような形です。
サンビタリア
2つの花はよく似ており、ぱっと見は大きな違いはないように見えます。
共通点は花色だけでなく、開花期もおなじくらい長く5月から11月です。
見た目はよく似ていますが、性質は大きく違います。
メランポジウムは高温多湿の環境でも良く育ちますが、サンビタリアは高温多湿の環境が苦手。
日当たりが悪いと花もつきにくくなります。
また、メランポジウムは80㎝近くまで茎が伸びますが、サンビタリアは大きくても20㎝程度。
サンビタリアはあまり草丈が大きくなりません。
そんなサンビタリアの花言葉は、「私を見つめて」です。
次々に花を咲かせる姿が、自己主張をしているように見えることからつけられたと言われています。
半年以上花を楽しめるメランポジウム。
しぼんだ花を摘む必要がないのは、初心者でも育てやすいポイントです。
こぼれ種で翌年に綺麗な花を咲かせるのも、うれしいですね。