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手帳の日とはいつ?意味や由来、イベントに「手帳収穫祭」

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▪はじめに

手帳は、スケジュール管理や大切なことを書き留めておくために、ビジネスマンだけでなく学生や主婦など幅広い人達にも重宝されている文具です。

多くの人の必需品となっている手帳に関する記念日は、次の年の手帳を買い替える時期である12月の初めにあります。

 

手帳の日とは

手帳の日は、毎年12月1日にあります。

この記念日は、日本初の時間目盛り入り手帳である「能率手帳(現在のNOLTY(ノルティ)」を発行する株式会社日本能率協会マネジメントセンターによって制定されたものです。

 

▪意味

手帳の日には、翌年から使う新しい手帳の準備を呼びかけてPRするという目的があります。

そのため、毎年手帳の日には全国の文具店や書店などでキャンペーンなどが行われています。

 

▪由来

手帳の日が12月1日にあるのは、12月は年末なので翌年に使う新しい手帳を準備する時期であり、手帳を見て1年を振り返る時期であることに由来しています。

 

▪イベント

手帳とそれに関する文具やデジタルガジェットなどの愛好家の集まりである日本手帖の会は、毎年12月に「手帳収穫祭」というイベントを行っています。

 

「手帳収穫祭」では、東京や名古屋、福岡などで行われる「手帳100冊!書き比べ総選挙‼」の最終結果発表や、その年の人気手帳のレポート、全員参加のゲームを行う手帳アトラクション、オリジナル革手帳や消しゴムハンコなど受注を行うミニショップやミニギャラリー、ミニワークショップ、文具の交換会などのイベントが行われています。

Connpass  https://tsj.connpass.com/event/235054/

 

手帳の雑学

<世界初の日付入り手帳はイギリスで誕生した>

日付入り手帳は、ビジネスマンを中心に世界中で使われていますが、誕生したのはいつ頃なのでしょうか?

 

現在、一般的に使われている予定やその日あったことなどを書き込む日付入りの手帳を製造したのは、イギリスのレッツ社です。

レッツ社(Charles Letts&Co Limited)とは、1796年にジョン・レッツ氏が創業した文房具商です。

レッツ氏は、店の顧客であった商人たちから「日々の商品在庫や帳簿の記録を書き留められるようなものはないか」という問い合わせを多数受けたことから、1812年に日付入り手帳を作りました。

この手帳は、見開きで1週間分、1ページを縦に3分割してあり、曜日は左のページに月・火・水、右のページに木・金・土と横に流れていくレイアウトになっており、日曜日は休日なので組み込まれていませんでした。

また、巻末にはロンドンの船の運航スケジュールや潮汐表などもあり、現在使われているダイアリー式の手帳の原型となっています。

現在の日本で使われている手帳の巻末にも、主要都市の電車の路線図や地下鉄の路線図、年齢早見表、いざという時に役立つ電話番号リスト、アドレスメモなどが付録で付いていますが、これは初期からあったものだったのです。

このレッツ社の手帳は人気商品となり、世界中で使われるようになりました。

 

そして現在は、マンスリータイプ(カレンダーと同じ様式の見開き1ページで1ヶ月のタイプ)、ガンチャートタイプ(縦がプロジェクトやタスク、横が日程となっているタイプ)、週間バーチカルタイプ(見開き1ページで1週間、縦が時間、横が日にちと曜日となっているタイプ)など色々なレイアウトのものが販売されています。

 

 

<日本で初めて日付入り手帳を使ったのは福沢諭吉>

「手帳」と呼ばれるものは世界各国でその国独自のものが昔から使われていました。

日本で「手帳」と呼ばれるものが使われるようになったのは、豊臣秀吉の時代ごろだといわれています。

豊臣秀吉が行った政策の1つに「太閤検地」と呼ばれる大規模な土地に関する調査があります。

この検地(田畑の面積や収穫量を調査すること)を行っていた役人が検地の詳細を記録するために使っていた四つ折りにした半紙30枚を1冊にまとめたものを「手帳」と呼んでいたのです。

また、俳諧と呼ばれる歌や小説などを作る俳諧師や戯作家と呼ばれる人たちが思いついたアイデアやプロットを書き留めるために持ち歩いていた帳面のことも「手帳」と呼んで使っていました。

 

イギリスで誕生した日付入り手帳が日本に伝わったのは江戸時代末期とされ、日付入り手帳を日本人で最初に使い日本に持ち込んだのは、福沢諭吉だといわれています。

福沢諭吉は、1861年(文久2年)に江戸幕府が初めて欧州に派遣した使節団となる「文久遣欧使節団」に参加し、約1年間に渡りヨーロッパ各地を訪問しました。

この時、福沢諭吉はフランス・パリの文具店で手帳を購入し、ヨーロッパ各地の見聞をその手帳に書き留めたといわれています。

この手帳は後に「西航手帳」や「西航記」と呼ばれ、帰国後福沢諭吉が出版した「西洋事情 初編」はこの手帳に残した記録を元に書かれたとされています。

 

その後、日付入り手帳は日本でも使われるようになり、1879年(明治12年)に日本で初めての本格的な手帳「懐中日記」が大蔵省印刷局によって発行されました。

「懐中日記」は1ページ2日分約200ページで現在の手帳に近いものでした。

1917年(大正6年)には「懐中日記」の小型版が販売されるようになり、当時のサラリーマンたちのマストアイテムとなっていたそうです。

ちなみに「懐中日記」は現在も博文館新社から発売されているので、興味のある方はぜひ使ってみてください。

 

▪まとめ

現在手帳は、1月からのものや4月から、10月からのものなど色々な種類のものがありますが、新しい年を迎える1月から始まる手帳を使っている人が多いと思います。

レイアウトのタイプも色々ありますし、デザインもスッキリしたものからキャラクターもの、お洒落なものなど様々なものがあるので、選ぶときに迷ってしまうと思いますが、自分に合った手帳を探すのも楽しいですよね。

書店や文具店などに並ぶ新しい手帳の中から自分に合った手帳を見つけて、1年間大切に使ってください。

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