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シルバーラブの日はいつ?意味や由来、歌人・川田順の恋愛とは

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「11月30日  シルバーラブの日」

■はじめに

恋は若者だけの特権ではありません。

不倫でもない限り、恋する気持ちは年齢を問いません。

「年甲斐もなく…」なんて後ろ指を差されるいわれもありませんね。

 

シルバーラブの日とは

11月30日は「シルバーラブの日」なんだそうです。

だれが言い出したのかは不明ですが、とにかく年配になっても「恋する気持ちを大切に生きよう」という「恋する高齢者」応援の日です。

 

■シルバーラブの日の意味と由来

なぜ11月30日が「シルバーラブの日」かと言えば、話はちょっと長くなります。

話の主人公は明治~昭和を生きた歌人・川田順(1882~1966)で、帝国芸術院賞や朝日文化賞などを受賞しています。

妻を病気で亡くしている川田は1947(昭和22)年、友人の妻といわゆる不倫の関係になった挙句、とうとう翌年には「駆け落ち」に至るまで燃え上がってしまいました。

当時川田は68歳、相手は28歳の年下、恋に年齢は関係ないことを証明しています。

 

しかし、有名人は隠れて暮らすのも難しく、身内に簡単に連れ戻されて、関係清算を誓わされますが、やはりそう簡単に別れられないのも恋の切なさ。

結局は元の木阿弥、人目をしのぶ逢瀬は続き、ブチ切れた友人は妻を離縁してしまいます。

これで晴れてお互い独身同士、会いたい放題のラブラブな毎日が……というわけではなく、そこはやはりどこか繊細な歌人、自責の念にさいなまれる日々となり、自殺未遂騒動を起こします。

しかし、相手の人妻の身になってみれば、旦那には離縁されるわ、母親・親族からは非難されるわ、やっと結ばれると思ったら相手は自殺未遂…気の毒でなりませんね。

 

川田は自殺決行の前に友人の朝日新聞・出版局長に遺書を送り、その中に記された「墓場に近き老いらくの 恋は恐るる何ものもなし」

という川田の恋歌の一節を朝日新聞が報じたことで、一躍「老いらくの恋」は流行語となって、晴れて高齢者の恋愛が市民権を得ることになったとか、ならないとか…。

 

11月30日が「シルバーラブの日」になったのは、この日に駆け落ちしたという説と、川田が自殺しようと家を出たのがこの日、という両説があります。

しかし、1948年11月にはすでに2人は独身同士になっているので駆け落ちする必要もないため、川田の家出が11月30日だったんでしょう。

駆け落ちのほうが「シルバーラブ」にふさわしかったんですが、残念!

ちなみに、いろいろありましたが2人は結ばれ、神奈川・湘南で静かな余生を過ごしたそうです。

めでたし、めでたし。

 

■シルバーラブの日のイベント

高齢者はお金持ちなんて言われますが、その財布をターゲットにした「シルバーラブの日」のイベントは見当たりません。

バレンタインのチョコのように、シルバーラブには花束を!

しかし、お年寄りが花束を抱えて相手の家を訪れる…なんていう映画のシーンは外国の話で、日本人の高齢男性には難しそう。

 

シルバーラブの日の雑学

▽人生2回結婚説

かの有名な「パブロフの犬」を日本に紹介した大脳生理学者・木々高太郎(1897~1969)が唱えた「人生2回結婚説」が大きな話題となった時期がありました。

同氏は直木賞を受賞した小説家でもあったので、この説も半ば冗談と言われていましたが真剣に受け止めた人も多かったと言います。

まず、男性の目線で言えば、20代の若いうちに50代の女性と結婚すれば、年上の女性は母親に近い目線になって衝突もなく、穏やかな毎日を過ごせます。

やがて男性が50代になったころに離婚して、今度は20代の若い女性と結婚し、この段階で男性は初めての子どもをもうけます。

若い女性と暮らすことで男性も若返り、健康的な日々を過ごせます。

女性から見ると、20代の初婚で経済力のある50代男性と結婚すれば安定した生活と子育てができます。

そして、50代で離婚して今度は20代の若い男性と結婚することになります。

これなら同年代同士の組み合わせがないので、老老介護の問題も発生せず、再婚男性の経済力によって出生率も上がりという見立てです。

また、高齢者の資産が若い相手に引き継がれることになるので、高齢者への資産偏在も解消されることになります。

しかし、男女とも生きていれば80代の高齢で離婚することになるので、その後の独居対策が必要になりますね。

もちろん、机上の理屈としか言いようもなく、高齢男性にとっては都合のいい話ですね。

 

■最後に

シルバーシートやシルバー人材など、シルバーが高齢者の代名詞にもなっていますが、英語の「silver」に「高齢者」なんて意味はありません。

かつて国鉄が優先席を設置する際、座席の色を変えて普通席と区別するため、余っていた新幹線の座席カバーを流用することになりました。

この座席カバーがシルバーだったことで「シルバー=高齢者」というイメージが浸透してしまったそうです。

白髪のためかと思いましたが違いました。

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