「7月4日 シーザーサラダの日」
■はじめに
筆者はチーズが苦手なので、シーザーサラダは2、3度しか食べたことがありません。
2、3度というのはパルメザンチーズが入っていることを知らなかったためで、そうと聞いた途端に食べなくなりました。
我ながらいい加減な味覚だと思わざるを得ませんが、そういえばティラミスでも同じことがありました。
目 次
シーザーサラダの日とは
7月4日はマヨネーズやドレッシング、ベビーフード、健康食品などでおなじみのキューピー株式会社が制定した「シーザーサラダの日」です。
もっとシーザーサラダを食べてもらって、シーザーサラダドレッシングの売り上げ向上が目的ですね。
■シーザーサラダの日の意味と由来
シーザーサラダはメキシコ・ティファナのホテル「シーザーズパレス」オーナーのシーザー・カーディーニ氏が考案したもので、禁酒法最中のある日、ハリウッドから国境を越えた客が大挙して押し寄せました。
そんなことは珍しくもありませんでしたが、その日はどういうわけか食材が底をついたため、カーディーニ氏は一計を案じて、レタスやガーリックオイル、卵、レモン、ウスターソース、パルメザンチーズ、クルトン、コショウなどをカートに乗せ、客の中央に進んでそれらを鮮やかに混ぜ合わせてサラダを作りました。
この苦し紛れに作ったサラダは瞬く間に「シーザーサラダ」として世界中に広まることになります。
1924年7月4日の出来事で、この日がシーザーサラダ誕生の日であり、キューピーが制定した「シーザーサラダの日」の由来でもあります。
■シーザーサラダの日のイベント
キューピーは外食での野菜摂取を応援しようと、全国の参加店舗で「シーザーサラダHAPPYチャレンジ!」を開催、シーザーサラダを注文するとギフト券が当たるスクラッチくじがもらえるキャンペーンを7月に実施していましたが、残念ながら2020年で終わってしまいました。
これもコロナのせいかもしれません。
シーザーサラダの日の雑学
▽クルトン
なんでサラダやスープに固いパンのきれっぱしが乗せてあるのか疑問だったので、今回そのクルトンの「存在意義」を調べてみました。
クルトンはサイコロ状にカットしたパンを、炒めたり焼いたり揚げたりしたもので、古くなったパンを捨てるに忍びないから再利用するというわけではなく、そこがラスクとの違いだそうです。
中世以前のパンは長期保存されて、固くなってから食べる習慣だったので、スープに浸して柔らかくする必要がありました。
また当時のフランスの宮廷は手づかみの食事だったのでパンが必要でもありました。
この習慣が変わったのは16世紀に入ってからで、時のフランス王アンリ2世の許にイタリア・メディチ家の娘が嫁いだことによって、イタリアの食文化と一緒にナイフやフォーク、スプーンなどの食器が持ち込まれ、固いパンの出番はなくなりました。
ただ、クルトンの食感が忘れ難かったのか、その後もスープの具として残りましたが、大きい必要はないため徐々に小さくなってしまいました。
サラダに味のないクルトンが乗っているのも食感のアクセントと当時の名残のためだと思われますね。
シーザーサラダの元祖アメリカでは、クルトンにハープやスパイスで味付けをするお店もあるそうです。
▽みんな大好きシーザーサラダ
キューピーが20代30代の男女を対象に、10のシチュエーション(デート、会社の飲み会、記念日など)ごとに、どのサラダ(和風サラダ、ポテサラ、バーニャカウダなど8種)を選ぶかを調べたところ、デート、合コン、記念日(クリスマスや誕生会)はシーザーサラダがダントツの1位で、同性の集まりやランチ、ホームパーティー、アルコールのお供、会社の飲み会、1人の食事の6部門でもトップで、唯一、2位となったのはポテサラに抜かれた家の普段の食事でした。
そんなにシーザーサラダが好まれているとは知りませんでした。
■最後に
ファミレスの定番「サラダバー」が日本に登場したのは1972(昭和47)年のことで、アメリカからやって来たステーキレストラン「Volks」が始めました。
現在、ドレッシングは4種用意されているそうですが、和風、青じそ、ごま、オリジナルで、残念ながらシーザードレッシングはありませんね。
7月4日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!