「姉の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
「母の日」「父の日」と似ている割にあまり聞きなれない記念日ですが、どういった記念日なのでしょう?
これもまた家族に対する感謝の気持ちが記念日制定の由来になっているのでしょうか?
以下にてご紹介していきます。
目 次
姉の日とはいつ?意味や由来は?
「姉の日」は、毎年12月6日に定められています。
この日は、ヨーロッパでは「サンタクロースの日」とも呼ばれています。
皆さんもご存じのサンタクロース伝説の中に、次のようなお話があります。
サンタクロース伝説の一部
ある日、小さな町を通りかかったサンタクロースは、この町に住む三姉妹の話を偶然耳にしました。
その三姉妹の家はとても貧しいために日々の生活していくことが難しく、とうとう一番上のお姉さんが妹たちのために身を売ることになったというのです。
どうしてもその話が気になったサンタクロースは、三姉妹の家を訪れ、窓の外から中をそっとのぞいてみました。
すると暖炉のそばに3人の濡れた靴下が干してあるのが見えました。
何とかお姉さんの力になってあげたいと思ったサンタクロースは、金貨を1枚家の中に投げ入れました。
するとその金貨は、お姉さんの靴下の中にすっと入り、その金貨のおかげでお姉さんは身売りせずに済みました。
この伝説を知った漫画家で兄弟姉妹型研究の第一人者、畑田国男さんはサンタクロースをお姉さんの守り神だと考え、サンタクロースの命日だと言い伝えられている12月6日を「姉の日」と呼ぶことにしたそうです。
「母の日」「父の日」のように家族に感謝の意を込めて作られた記念日とは少し種類が違いますね。
美しいお話が記念日制定の由来になっていますので、もう少し認知されてもよい気がしますが、年末の記念日ラッシュで皆さまはそれどころではないのでしょうか(笑)。
なお、クリスマスに靴下にプレゼントを入れる習慣はこの伝説が由来になっているそうですよ。
「姉の日」と「妹の日」がある?
インターネットで検索をしても、どうやら姉の日には特定のイベントは行われていないようです。
それもそうですね。
この伝説が現在のクリスマスの習慣の由来になっているのであれば、相手が悪すぎますね(笑)。
あえて12月にクリスマスに対抗するイベントを立ち上げても後にビッグイベントが控えているために認知されにくいでしょうからね。
12月のイベントはクリスマスにお任せすることとして、「姉の日」に関連して「妹の日」というものがあることはご存知でしょうか?
同じ畑田国男さんが定めたものですが、少しご紹介します。
そもそも畑田国男さんは人の性格研究をされていた方ですが、人の性格パターンを兄弟姉妹の組み合わせから4通りに分類し、スポーツや芸能などの分野で活躍する人には「弟妹型」が多いという研究結果を発表されました。
そこで活躍する妹型に敬意を表し、かつ妹の可愛さを象徴する乙女座の期間の真中の日付をとって9月6日を「妹の日」と定めたそうです。
家族を称する記念日にもさまざまな由来がありますね。
可愛さの象徴である「妹の日」と「姉の日」を比べてしまうと制定の由来とはいえなんだか切なくなってしまいますが、いつの時代もお姉さんにかかる責任と負担の割合は大きいということなのでしょうか?
ちなみに「兄の日」「弟の日」というのもありますので、こちらも参考に!
以上「姉の日」についてでした。
12月6日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんありますよ!