「デビューの日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
デビューといっても個人的なことからアイドル等の芸能人のデビューまで、いろいろなものをイメージできますが、いったどのような記念日なのでしょうか。
紹介していきます。
目 次
デビューの日とはいつ?意味や由来は?
「デビューの日」とは、毎年4月5日にあります。
1958年(昭和33年)のこの日、読売ジャイアンツの長嶋茂雄が開幕戦(東京・後楽園球場)に先発出場し、公式戦デビューしました。
長嶋茂雄はプロ野球界の超大型新人でしたが、このデビュー戦では国鉄スワローズのエース、金田正一投手を相手に4打席連続三振を喫しました。
しかし、その全てがフルスイングによる三振であったことが伝説となり、三振を奪った金田投手は試合後に「モノになるかも」と顔をこわばらせて語ったそうです。
これにちなんで、その年デビューした新人にエールを送る日とされています。
デビューとは?デビューの意味
デビューとは、社交界・舞台・文壇(作家・批評家たちの社会)などに、新人が初めて登場することや公式な作品の発表のことを差します。
初舞台・初登場などと訳され、芸能界やスポーツ界など華やかな場に初めて出ることも含まれ、電車や自動車の新型車両などの発表にも使われます。
語源はフランス語「début」のため語末のtを発音せず、英語(debut)でも同じく「デビュー」と発音します。
ちなみに、débutante(デビュタント)はフランス語で、初めて社交界に出た女性や初舞台を踏んだ女優を意味します。
反対語は引退(Retirement)です。
日本での「デビュー」の使われ方
日本でも前述通りの語源同様に使われてきたデビューですが、1980年代中頃から個人的、私的な様々なことを対象に使われるようになりました。
そして、初めて挑戦することや新たに何かを始めること、ある場所へ行くことに関して何でもデビューと付けて使う形が流行しました。
良く使われる〇〇デビュー
【公園デビュー】
母親が初めて子どもを連れて公園に行くこと。
【高校(大学・社会人)デビュー】
ぱっとしなかった人が、学校を卒業し環境が変わった機会(過去の自分を知っている人が周囲に居なくなったり)に今までの自分に持たれていたイメージを払拭しようとファッションや行動を変えること。
【おつかいデビュー】
子どもが初めて買い物をすること。
【渋谷デビュー】
地方出身者が上京し、初めて渋谷に出かけること。
【TDLデビュー】
東京ディズニーランド(TDL)に初めて行くこと。
【メジャーデビュー】
ミュージシャンが音楽会社と契約しCDなどを出すこと。
メジャーデビューの前にインディーズ(大手に属さず独立している状態)などで活躍していることが多いようです。
デビューのエピソード
何事もデビューとなると初めてのことになりますが、だからといって思いきったことをしようものなら顰蹙を買ってしまうことも…
そのためデビューする前に準備や練習、下積みを重ねている人が多く、身近な人(上の人)に認められて初めてデビューするということが一般的な流れのようです。
特に芸能界などの場合、下準備をした上で大きく広告を打ってデビューすることもあります。
そ一方(華々しくはなくとも)デビューを果たした人たちは、直後になかなか仕事が無く、生活に苦労するといった話しも実際は多いようです。
個人のささやかなデビューから芸能人などの人生を変える大きなデビューまで、様々なものがありますね。
この日にご自身のデビューを振り返ってみるのも楽しいかもしれません。
以上、デビューの日についてでした。
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