■はじめに
テレビで見るプロ野球といえば夕方~夜の時間帯が多く、子どもの頃お父さんが仕事から帰ってくるといつもビール片手にプロ野球にかじりついていた、なんてご家庭も多いのではないでしょうか。
今回はプロ野球のナイターゲーム誕生にちなんだ記念日のお話です。
目 次
プロ野球ナイター記念日とは
「プロ野球ナイター記念日」とは毎年8月17日に制定されています。
■意味
現在ではプロ野球の試合といえば夜行われるのが当たり前ですが、1900年代前半の頃は夜間試合というのは存在しておらず、「ナイター」という言葉もありませんでした。
当時日本で初のナイターゲームが行われたのは、1933年7月10日に実施された早稲田大学野球部の二軍対新人戦の学生野球でした。
そこから15年後の1948年8月17日に、横浜ゲーリック球場(現在の横浜スタジアム)にて読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズのプロ野球初のナイター公式戦が実施されたのです。
プロ野球初めてのナイターゲームが実施されたことを記念して、「プロ野球ナイター記念日」は誕生しました。
翌日の新聞各社にて観客がスタンドからあふれ観戦していた様子が伝えられ大盛況だったそうです。
試合は午後8時過ぎからスタートし10時頃終了、3‐2で中日の勝利でした。
ちなみに「ナイター」という言葉は記念日から2年経ったのちに、週刊ベースボール誌上で初めて使われ、そこから徐々に浸透していきました。
■由来
1948年8月17日に横浜ゲーリック球場で、日本で初めてのプロ野球公式戦のナイトゲームが行われたことに由来して、「プロ野球ナイター記念日」が定められました。
■イベント
プロ野球ナイター記念日に関するイベントは見つかりませんでしたが、8月といえばプロ野球公式戦のシーズン真っ最中の時期。
毎日のように全国各地でナイターゲームが行われているので、仕事終わりに同僚と、休みの日には家族と一緒に観戦してみてはいかがでしょうか。
ナイターに関する雑学
ナイターに関する雑学をご紹介します。
【競艇にもナイターが存在する】
ナイターと聞くとどうしてもプロ野球のイメージが強いのですが、実は競艇にもナイターレースというものが存在しています。
ナイター開催の時間帯は大体午後2時半頃から8時半過ぎまでで、昼のレースと日没後のレースでは自然環境が大きく異なってくるとのこと。
最も異なるのが気温で、夜になって少しでも気温が下がればエンジンの噴き方が大きく異なりレーサーの調整が必要となってきます。
レーサーは大時計やスタンドの見え方をスタートの参考にしますが、夜になってカクテルライトに照らされると昼間とは風景ががらっと変わるため、環境の変化にも柔軟に対応できるレーサーがナイターでも活躍できると言えそうですね。
ナイターは2018年9月の時点では「桐生ボートレース場」「蒲郡ボートレース場」「住之江ボートレース場」「丸亀ボートレース場」「下関ボートレース場」「若松ボートレース場」「大村ボートレース場」の7場で開催されているので、興味のある方はホームページをチェックしてみてくださいね。
【ナイターは英語でnight gameだった】
日本語でいう「ナイター」は野球の夜間試合という意味になりますが、英語で夜間試合を表すときはnight game(ナイトゲーム)となります。
英語でnighter(ナイター)というとall nighterの略となり、「終夜」もしくは「徹夜」という意味になるとのこと。
ちなみに野球でよく使われる「ランニングホームラン」という言葉も和製英語で、英語だとinside the park home run(インサイド・ザ・パーク・ホームラン)と表します。
日常的に英語だと思って使用している言葉も、実は英語の表記と違っていることがあるので驚きですね。
■まとめ
いかがでしたか?
野球は昔から日本人に親しまれ、大人から子どもまで生涯を通して楽しめるスポーツです。
これを機にプロ野球の観戦に行ってみたり、休みの日には公園でキャッチボールをしてみませんか。
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