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木枯らしとは?意味や定義は。実は色や季語にもなっている

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天気予報を見ていると、冬に突入したことを知らせる言葉「木枯らし1号」が吹きました。

しかし、木枯らしの意味などはイマイチ良く解っていない人も居るかと思います。

今回は木枯らしの意味について書いて行きます。

 

木枯らしとは?意味は

まず「木枯らし」というものに定義はあるのでしょうか?

桜の開花宣言の様に標準木があって、標準木に花が咲いたら開花宣言をする様に、木枯らしにもそんな標準があるか疑問に思い調べてみました。

 

そもそも、木枯らしは西高東低の気圧配置の時に、8メートル以上の風が吹くと木枯らし1号と認定されます。

 

この状態を気象庁が観測すると木枯らし1号となり、東京地方のニュースで「木枯らし1号が吹きました。」と宣言されます。

 

木枯らしの定義は、西高東低の冬の気圧配置にあり且つ8メートル以上の風が吹くと木枯らしと考えて良いようです。

 

一部では、木枯らしは肌感覚で決まっているのではないか?

等といっている人も居ますがこれは間違いでしっかりとした定義づけが存在したんですね。

 

しかしながら木枯らしについて発表があるのは東京と大阪のみで、それ以外の地域は発表することにあまり意味を持ちません。

そのため全国的には木枯らしの意味を知らないという人が居るのは、仕方が無いことかもしれません。

 

因みに、木枯らしの影響を受けるのは平野部だけで山に囲まれている場所などでは吹き上げられて風の勢いが弱まり、ただの弱い風となってしまうので発表する意味がありません。

そのため木枯らし1号といって反応する人は関西か東京の出身者といえそうですね。

 

日本では木枯らしという概念がありますが、海外では木枯らしという概念がありません。

しかし、言葉としては用意されており、Cold wintry windというと木枯らしという意味になります。

 

木枯らしの色や季語

この他にも、「木枯らし」という言葉が色々と使われているようです。

 

あまり馴染みはありませんが、木枯らし茶色という色も存在するようで、定義的には枯れ葉のような茶色で且つ、橙色が帯びた焦げ茶色という意味であります。

 

また、木枯らしという言葉は、俳句の世界でも冬の季語として認識されており、木枯らし=冬というイメージ映像が聞いた人の中に出来上がるようです。

 

木枯らしが出てくる俳句をいくつか紹介していきます。

 

海に出て木枯らし帰るところなし. 山口誓子

こがらしや海に夕日を吹き落とす. 夏目漱石

 

他に木枯らしが使われるのは

さらに、木枯らしというワードがどんなところに使われているかを調べて見ました。

やはり、音楽の世界では木枯らしはベストマッチなキーワード、なのか有名な曲が多いようです。

 

まずはクラシックの世界でショパンの木枯らしのエチュードですね。

この曲は音楽だけで歌詞はありませんが、聞いているだけで木枯らしが舞う感じのイメージを持てる曲だと思いますし、学生時代に音楽の授業で聞いた事がある人も居るかもしれません。

 

J-POPでは、小泉今日子さんの木枯らしに吹かれてが有名でしょうか、あの曲は木枯らしが吹くもの悲しさもありながら、楽曲がマーチのリズムを使った楽曲となっており、木枯らしの季節になると真っ先に思い出す楽曲です。

 

まとめ

木枯らしの定義から、木枯らしが使われている様々な物まで取り上げる記事となりましたが、日本は季節感のある言葉をたくさん持ち合わせている国である事を再認識しましたね。

また、木枯らし1号という形で紹介しているのが東京と関西地方だけというのは少し驚きでした。

 

木枯らしというワードが使われている俳句や音楽がたくさん存在しまた、その楽曲が脳裏にこびり付いていることが驚きでした。

 

1年経つ毎に、季節感が冬と夏の二極化が激しくなっているようで、春と秋の存在がイマイチ薄いなそう感じるようになってしまいましたが、季節の変わり目を感じられるような気持ち的に豊かな生活を送りたい物ですね。

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