お正月と言えば1月1日が主流で、知らない人がいないと思います。
しかし、1月1日ではない日に行われる旧暦の正月「旧正月」についてご存じの方は少ないでしょう。
日本で旧正月をお祝いするのは沖縄などの一部の地域ですが、日本以外の中国や韓国、台湾などでは旧正月にお祝いをする人が多いです。
そこで、実際に旧正月とはどのようなものなのか、どのような過ごし方を行うのか、日本との違いなどを含めてご紹介していきたいと思います。
目 次
旧正月2023年はいつからいつまで
旧正月は毎年普通のお正月と同様に毎年やってきます。
年はじめの1月1日にお祝いを行われるのですが、旧正月は現在の太陽暦ではなく、旧暦の時に使用されていた中国暦を使用して考えられます。
そのため、旧正月は毎年決まった日ではなく、毎年少しずれがある場合が多いです。
気になる2023年の旧正月は春節の1月22日(日曜日)になります。
中国や韓国、台湾などでは旧正月当日だけでなく、その日前後をお休みとするところが多いです。
2023年は1月21日(土)~1月27日(金)の7日間までの7連休になります。
中国圏の方では旧正月でのお休みは長いので、ぜひご参考にしていただけたらと思います。
今後の旧正月はこのようになっています。
2024年2月10日
2025年1月29日
2026年2月17日
2027年2月6日
2028年1月26日
2029年2月13日
2030年2月3日
旧正月とは
旧正月とは先ほども簡単にご紹介しましたが、現在日本が採用している太陽暦ではなく、中国暦を使って考えられるものです。
そのため、旧正月は毎年日にちが変わります。
閏年などの関係によって日にちが変わり、だいたい1月21日から2月20日までの間で変動します。
中国や韓国・台湾・ベトナムなどといった国では旧正月に盛大にお祝いをすることが多いです。
そのため旧正月周辺をお休みにするところが多く、盛大にお祝いを行い毎年を盛り上げます。
中国に旅行に行く事を考えている場合は、この旧正月に訪れてみても面白いかと思います。
日本では旧正月はしないの?廃止の理由とは
日本では旧正月についてあまり馴染みがありません。
というのも、日本では明治維新を得て太陽暦に代わっているので、そこから毎年新暦の1月1日にお正月としてお祝いが行われています。
中国の旧正月文化を日本が取り入れていない点は中国側では不思議に感じているようです。
日本で旧正月をお祝いしないという点は、すでにお正月が1月1日が認知されているからでしょう。
日本が旧正月をお祝いしなくなった要因は太陽暦、グレゴリオ暦へと移り変わったことが大きな点だと言えます。
日本でも旧正月をするところは
日本ではあまり旧正月をお祝いしないのですが、旧正月をお祝いする地域もまだ日本で存在する地域があります。
日本で旧正月をお祝いすることで有名な場所は沖縄です。
沖縄では旧正月になると中国や韓国のように日本のお正月のように旧正月をお祝いします。
日本のお正月と言えば華やかで、豪華なおせち料理などを食べるご家庭も多いと思いますが、この沖縄で旧正月をお祝いする際にはおせち料理などは食べないようです。
普段よりも少し豪華な料理を食べてお正月を祝うところが多いようで、この点においては中国とは少し違うと言えます。
旧正月を行う国は
日本の旧正月についてご紹介しましたが、旧正月をお祝いするところは中国・台湾を中心とした韓国やベトナムなどが有名です。
このほかにもシンガポールやマレーシアなどでも行われるところが多く、春節になるとアジア圏内ではお祝いムードになるようです。
新暦でのお祝いと比べて、アジア圏での旧正月のお祝いは新暦での倍以上の盛り上がりといっても過言ではないようです。
海外に行く機会が多い方などは、一度は旧正月に訪れて楽しむのもいいでしょう。
各国の旧正月の過ごし方
次は旧正月の国によっての過ごし方についてご紹介していきたいと思います。
国によってもやはり少しずつ過ごし方が違うようなので、普段訪れる機会が多い方や、好きな国が該当している方は参考いただけたらと思います。
中国の旧正月の過ごし方
まず最初にご紹介するのは中国の旧正月の過ごし方です。
中国での旧正月の過ごし方は一番盛大です。
中国では旧正月では1週間近くお休みになるところも多く、最大で10日以上休むところもあるほどです。
日本のお祭りをもっと盛大にしたようなお祝いをし、華やかな状態が続いていることが多いです。
また中国の旧正月では、日本では大晦日にあたる日に水餃子や焼き餃子を作ってお祝いするところが多いです。
最近ではそのような餃子ではなく、豪華な料理を出して家で食事を楽しんで過ごす人も多くなっています。
韓国の旧正月の過ごし方
次に紹介するのは韓国です。
韓国も中国同様にお祭りムード一色の雰囲気に包まれます。
韓国では中国とは少し違って親族一同が集まることが多いです。
韓国では旧正月に「茶礼」と呼ばれる先祖を供養する儀式が親族一同で行われます。
茶礼を行って親族一同で新年のお祝いをすることが多いです。
台湾の旧正月の過ごし方
次にご紹介するのは台湾です。
台湾も中国や韓国同様に盛大にお祝いが行われます。
この旧正月では台湾も大きく盛り上がるため、年中無休と書いているお店でも場合でも、この旧正月ではお休みしているところもあるほどです。
台湾全体でお祭りムード一緒になっているため、訪れる場合は事前に確認をしっかりしてから行くのが好ましいでしょう。
台湾でも旧正月は家族そろってお祝いを行い、普段よりも豪華な食事でお祝いをするところが多いようです。
ベトナムの旧正月の過ごし方
最後にご紹介するのはベトナムでの旧正月です。
ベトナムはもともと祝日などが少ないのですが、この旧正月が数少ない祝日にあたり、お店や仕事が休みになることが多いです。
さらに、花火大会などのイベントもあり、元旦当日では日本で言う獅子舞のような枚も存在し、華やかなムードに包まれます。
「まとめ」旧正月をお祝いしよう
旧正月についてたくさんご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
旧正月は日本のお正月と同様ですが、旧正月の方が華やかにお祝いされることが多いです。
途中でも少し触れましたが、多くの方がお祝いをするため、無休と書いていても締まっていることも多いです。
そのため、旧正月を楽しみに訪れる場合はしっかりと確認してから訪れるようにしましょう。