■はじめに
天気のよい日は洗濯物をたくさん干したり、日当たりのいいリビングでぽかぽかのんびり過ごすと、とっても気持ちがいいですよね。
住まいを選ぶときに“日当たりのよさ”を気にする人も多いのではないでしょうか。
マイホームとなると一生の問題なので、一日のうちにどれくらいの時間部屋に日が当たるのか特に重要なポイントになりますよね。
そんな私たちの生活に必要な日当たり。
その日当たりと関わりがとても深い日照権についてご存知ですか?
今回は6月にある「日照権の日」をご紹介します。
目 次
日照権の日とは
「日照権の日」は毎年6月27日にあります。
日照権とは
“日照を確保して快適で健康な生活を送る権利”
のことで、隣接する高層建築物によって日当たりが阻害されることが予想される場合に、損害賠償請求を起こす根拠となります。
■意味と由来
1920年代以降の日本では、当時建物の高さは原則31メートル以内という決まりがありました。
その後地震に強い高層ビルの建設が出来るようになり、60年代には高さ制限がなくなると、背の高い建物が作られるようになってきました。
1970年代に入り、都市部への人口が増加したり地価の高騰によって、中高層マンションなどが多く建設されるように。
それにともなって、中高層マンションの裏にある住宅に日が入らなくなるなど日照妨害の被害が増加し、近隣住民と建築を行った事業者との間で確執がどんどん生じるようになっていったのです。
そして1972年(昭和47年)の6月27日、違法に建てられた隣の家によって日照が奪われた問題で、最高裁において
“日照権と通風権は. 人々が健康的に暮らせるように必要なものであり. 法的に守られる対象である”
という初めての判決が出されました。
このことが由来となり、日照権の日は誕生したのです。
■イベント
調べてみたのですが残念ながら、日照権の日にちなんだイベントは見つかりませんでした。
お日様は身近にあるものなので、天気のいい日には日向ぼっこなどしてお日様の暖かさを感じてみるのもいいかもしれませんね。
日が当たらなくても育つ植物とは
ガーデニングと聞くと日当たりや日光が大事!と思われがちですが、実はお日様があまり当たらない日陰でも育てることができる植物があるんです。
園芸の世界では、日光に当たる量が少なくても耐えて生きていくことができる力を「耐陰性」と呼びます。
こちらでは耐陰性の高い植物をご紹介します。
【アジサイ】
梅雨どきに咲く代表的な花木で、一度は見たことあるのではないでしょうか?
開花時期は5~7月で、青、紫、グリーン、ピンク、白といった多彩な花が楽しめます。
耐陰性があり、乾燥に気をつければ初心者でも育てやすい植物なので、鉢植えでも庭に植えてもおススメです。
【クリスマスローズ】
名前がとてもかわいいクリスマスローズですが、主な開花はクリスマスの少しあとの1月~春先になります。(早ければ12月頃に咲くこともあるそうです)
寒さにも強く白やピンク、紫色といったかわいらしい花を見せてくれます。
【ポトス】
ポトスは初心者でも育てやすい定番の観葉植物です。
耐陰性があるので屋内でも大丈夫ですが、レースのカーテン越し程度の日光を当てたほうがより健康的に育ちます。
お部屋にグリーンが一つあるだけで、ほっとした癒しの空間になりますね。
【モンステラ】
葉っぱに切れ込みがある、南国のようなイメージの観葉植物です。
手のひらサイズのものから1m以上の大きなものまであるので、お部屋の雰囲気によって選ぶことができます。
明るい蛍光灯の下でも育つので、日差しが直接入らないお部屋でも楽しめます。
どれも耐陰性は強いのですが、植物は本来光合成によって栄養を作り出していくもの。
直射日光までは必要ありませんが、明るい窓辺に置いてあげたりちょっとした工夫でより元気に育てることができますよ。
■まとめ
いかがでしたか?
当たり前だと思っていた日当たりも、昔の人たちのおかげで現在守られるようになりました。
お日様を浴びると元気で前向きな気持ちになりますよね。
天気のいい日にはぜひお布団をたくさん干してフカフカにしたり、外に出てレジャーを楽しんだり、お日様の力をたくさん感じてみてくださいね。
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