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ヘアカットの日とはいつ?意味や由来、イベント。

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◼はじめに

4月といえば新年度がはじまる月。

気分も新たに美容院や理容院に行って、ヘアカットをする人も多いのではないでしょうか。

そのような4月にヘアカットの日もあります。

4月5日がヘアカットの日です。

 

◼ヘアカットの日とは

ヘアカットの日は毎年4月5日にあります。

1872年(明治5年)4月5日に東京府が女子の断髪禁止令を出したことに反対する女性達によって、この日が広められました。

 

◼意味

ヘアカットの日は、自由にヘアカットを行うことができるのを感謝する日です。

その意味は明治時代まで遡ることになります。

明治維新が1867年に起こり、それから日本が西洋化していく中で1871年に当時の最高行政機関にあたる太上官によって「散髪脱刀令」が出されました。

これは主に男性に対しての法令でしたが、女性の中でも自由に散髪を行う人々が多発しました。

それを快く思わない東京府1871年4月5日に出した「女子の断髪禁止令」になります。

 

しかし、多くの女性か女子の断髪禁止令に反対して、散髪の自由を求めました。

そして、この日を「ヘアカットの日」として広める活動を行うようになりました。

当初は女性のための日でしたが、現在は男女問わず「ヘアカットの日」として広まっています。

 

◼由来

1871年4月5日に東京府が出した「女子の断髪禁止令」に反対する意味で、この日がヘアカットの日となっています。

 

◼イベント

ヘアカットの日に特に大きなイベントは確認できませんでした。

しかし、ヘアカットの日ということて、割引サービスなどのイベントが行われる美容院や理容院もあるみたいです。

行きつけや地元のお店をチェックしてみて下さい!

 

◼ヘアカットの日にちなんだ雑学

 

◻理容院と美容院の違い

町中には理容院と美容院がありますが、その二つの区別をしっていますか?

理容院は男性、美容院は女性と思っている人も多いかもしれませんが、理容院と美容院は男女で区別されているわけではありません。

それぞれの業務が法律で規定されており、理容師と美容師の免許も違います。

 

理容師の業務は「頭髪の刈り込み、カット、シェービングやそれに付随することなどで容姿を整えること」、美容師の業務は「化粧、結髪、パーマなどにより容姿を美しくすること」となっています。

しかし、理容院はカットに付随するとしてパーマを、美容院では結髪に伴う業務としてカットが行われてきました。

ただ、1978年に旧厚生省は「美容師が男性にカットのみのサービスを提供すること」「理容師が女性にパーマをすること」を禁止する通達を出していました。

この通達は2015年に廃止されるまで有効だったので、理容院は男性、美容院は女性向けにサービスを提供しやすくなっています。

 

◻理容院と美容院の定休日が月曜日に多いのは?

理容院と美容院の定休日が月曜日になったのには、第二次世界大戦前後の電力事情によるものです。

当時、渇水や石炭不足などから電力不足になってきたので、「休電日」という電力供給をストップ

する日が設けられました。

そして、パーマなどで電力を使う理容院と美容院は、その休電日は定休日にせざるを得なくなりました。

全国的に休電日が月曜日であることが多かったので、今もその名残として月曜日が定休日の理容院と美容院が多くなっています。

 

◼まとめ

ヘアカットの日について紹介しました。

ヘアカットの日は男尊女卑的な条例であった断髪禁止令に反対するために広めた日ということで、とても深い意味がある記念日ですね!

今自由に散髪できることを感謝しながら、新学期がはじまったばかりの4月5日は理容院や美容院でヘアカットを行い、新たな気持ちで新年度を過ごしてみたらいかがでしょうか。

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