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結納の日とはいつ?意味や由来、イベント。三々九度や桃夭と関係が

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■はじめに

3月といえば、卒業式、ホワイトデー、ひな祭りなど、様々な行事がある月ですね。

ひな祭りの日である3月3日にはもうひとつおめでたい記念日があります。

それは、今回ご紹介する「結納の日」です。

 

■結納の日とは

結納の日は毎年3月3日にあります。

制定した団体は、全国結納品組合連合会という団体です。

 

■意味

全国結納品組合連合会がこの日を制定した意味は、結納品の素晴らしさをPRするためであります。

東日本大震災をきっかけとして、人を思う気持ちが見直され、結納という文化が再評価されたそうです。

そのような契機もあり、「絆」を大切にする意味も込めて、この結納の日を制定したのではないかと思われます。

 

■由来

結納の日が3月3日に制定された由来は、2つあるようです。

1つ目の由来は、古来中国人の間で結婚式の席上で好んで歌われていた「桃夭」(とうよう)という、花嫁の歌から来ているそうです。

その歌は、桃の初々しい姿を乙女の姿に重ね合わせ、花や実、葉についてそのみずみずしさを強調し、そんな桃のような乙女が嫁に行った家はさぞ幸せだろうと、いうような内容で、お祝いの感情を表現しています。

このように桃に例えたことから、桃の節句と絡めて3月3日としたと言われています。

 

2つ目の由来として、結婚式の「三々九度」から来ているそうです。

三々九度とは、神前挙式で行われる儀式のひとつです。

三献の儀、三々九度の盃、夫婦固めの杯などの別名で呼ばれることもあります。

新郎新婦が杯を交わして、契りを結び、「一生苦楽を共にする。」という意味があります。

古代中国の陰陽に由来する儀式であり、日本では、室町時代の武家礼法から始まった本膳料理などで、酒宴の初めに「式三献」という主人と客人とで盃を交わす酒礼がおこなわれていました。

その後、江戸時代には庶民に広まり、婚礼の儀式の中でも行われるようになったそうです。

 

■イベント

現在、結納の日に定期的なイベントは行われていないようです。

結納自体が、家族同士のイベントであり、両家の都合に合わせて行われるもののため、仕方ないことなのかとは思います。

結納品についてのイベントがあれば、結婚を意識しているカップルや、娘息子が結婚適齢期である親などが結納品を選ぶいい機会になるのではないかと思います。

そもそも、結納自体を知らない人が多くなっている世代ではあるので、結納とは何なのかをPRするようなイベントもあれば、結納の日ももっと広まっていくのではないかと思います。

 

■結納の雑学

◇結納の時に用意してはいけない飲み物がある?

両家の顔合わせの場面である結納。

「ちゃんとした場だから良い煎茶でも用意しようかしら?」と、なるかもしれませんが実はなんと、煎茶はNGだそうです。

煎茶はその見た目なども相まって、「お茶を濁す」という意味が考えられるので、結納のようなお祝いごとの場には向いていないようです。

良い例として挙げられているものは桜茶、桜湯、昆布茶などです。

桜茶、桜湯については、桜が湯の中でぱっと開く姿が「花開く」というめでたいことにつながり、風情もあるので結納の席に適しています。

昆布茶は「喜ぶ」にかけられて縁起がいいのと、昆布はもともと広布と書いて「ひろめ」と、読んでいたそうで、「お披露目」などに通じることから縁起物として扱われてきました。

 

■まとめ

今回は、結納の日についてご紹介させていただきました。

現在は結婚式も多様化しており、結納という文化が薄れていってしまっているのではないかと、思います。

両家の顔合わせという意味でも、絆を深めるという意味でも需要のあるイベントだと思うので、結納の日をきっかけに認知度が上がるとよいなと思います。

神前挙式を考えている方は、ぜひ面倒くさがらずに結納も考えてみてはいかがでしょうか。

結納をきっかけに家族の新たな一面を発見できるかもしれません。

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