はじめに
学生の頃、社会科や美術の授業でミロのヴィーナスについて勉強したとき、古代にこのように素晴らしい彫刻を作る技術があったことに、とても驚きました。
そして、約2000年も前の作品がこのように綺麗な状態で見ることができることにも驚きでした。
そのミロのヴィーナスのヴィーナスの日が4月8日にあります。
目 次
◼ヴィーナスの日とは
ヴィーナスの日は毎年4月8日にあります。
1820年のこの日に「ミロのヴィーナス」が発見されたそうですが、制定した人、制定された年は不明です。
◼意味
ヴィーナスは元々は古代ギリシャの神々の王であるゼウスの娘です。
このヴィーナスをモデルにしたミロのヴィーナスは、紀元前130年頃に古代ギリシャの彫刻家であるアレクサンドロスによって作られたと考えられています。
1820年にギリシア人の小作農であるヨルゴスによってエーゲ海のミロス島で発見されました。
その後はトルコ人の官吏によって没収されたあと、フランスに渡り、現在はルーブル美術館に所蔵されており、一般公開されています。
ヴィーナスの日は、そのミロのヴィーナスの発見を記念して制定されたと思われます。
◼由来
1820年4月8日にミロのヴィーナスが発見されたので、この日がヴィーナスの日となっています。
◼イベント
ヴィーナスの日にちなんだイベントは特に見つかりませんでした。
◼雑学
ヴィーナスの日にちなんだ雑学について紹介します。
◻ミロのヴィーナスに両腕がない理由は
ミロのヴィーナスは発見されたときには両腕がありませんでした。
首や胴体も折れていたようなので、発見されるまでに折れて行方不明になったと思われます。
この両腕がないことが、様々な想像を思い起こされるので、ミロのヴィーナスの芸術的価値を高めているとも言われています。
現在も、どのような両腕だったかは不明のままです。
◻金星はなぜヴィーナスなのか?
金星は地球から見える天体の中で太陽、次に次いで明るい惑星です。
しかし、金星は太陽側の惑星になるので、日の出の3時間前からと日没の3時間後までしか見ることができません。
そのため、その時間帯しか見えない美しい輝きを放つ星であるので、「明けの明星」「宵の明星」と日本でも呼ばれています。
そしけ、その輝きの強さから、美の象徴たるヴィーナスの名前が与えられました。
◻「ヴィーナスの誕生」の貝はホタテ貝!
ヴィーナスと同じヴィーナスを題材にした美術作品に、ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」という絵画があります。
貝の上にヴィーナスが立っている絵画になりますが、その貝は実はホタテ貝です。
スペインのサンティアゴ巡礼で、巡礼者は食器の変わりにホタテ貝の貝殻を持ち歩いてます。
これは聖ヤコブの杖にホタテ貝の貝殻がついていたことが由来になっています。
そして、ホタテ貝のことをフランスでは聖ヤコブの貝と呼ばれています。
このようにホタテ貝はキリスト教では神聖なものとされていて、それでヴィーナスの誕生のヴィーナスもホタテ貝の上に立っています。
◻まとめ
ヴィーナスの日について紹介しました。
ミロのヴィーナスが作られてから約2000年後に発見されたのには、とてもロマンがありますね!
ミロのヴィーナスを見るためにはフランスのルーブル美術館まで行かなければならず、なかなか難しいものがありますが、一度見に行ってみたいと思いました。
ヴィーナスの日は、ミロのヴィーナスのロマンを感じながら、ゆっくりと美術館などを散策してみるのもよいかもしれません。
調べてみるとミロのヴィーナスのロマンを感じることができる、ヴィーナスの日です。
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