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左官の日とはいつ?意味や由来。漆喰壁を塗り上げる職人の技

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◼はじめに

左官という職業を知っていますか?

この頃はあまり聞くことは少ないのかもしれませんが、建物の壁や床、土塀などをこてを使って塗りあげていく職業、いわゆる壁塗り職人のことになります。

壁を綺麗にムラなく塗りあげていかなければならず、大変技術がいる職業になりますね!

まさに職人の仕事です。

そのような左官の日が、年度明けすぐにあります。

4月9日が左官の日です。

 

◼左官の日とは

左官の日は毎年4月9日にあります。

左官の日は、日本左官業組合連合会によって制定されました。

 

◼意味や由来

左官という職業の技術の素晴らしさ、左官という職人についてPRする日です。

4月9日が四(シ)九(ク)で「シックイ」となり「漆喰、石灰」と語呂合わせになっています。

ちなみに、「漆喰」とは瓦や石材の接着に使われたり、目地の充填、壁の上塗りなどに使われる水酸化カルシウムを主成分とする建材料のことです。

 

◼イベント

特に左官の日にちなんだイベントは、特に確認できませんでした。

 

◼雑学

左官の日にちなんだ雑学について紹介します。

 

◻左官の語源は?

左官というのは、昔、律令制度の頃にあった官位の一つが語源になっています。

律令制度のもとでは、四等官という四つの官位がありました。

四等官とは、最上位から長官(かみ)、次官(すけ)、判官(じょう)となり、最下位が佐官(さかん)です。

左官は、この四等官の最下位である佐官が語源になっています。

というのも、宮中に出入りするためには官位が必要でした。

それで、宮中の修理をするときに壁塗り職人を木工寮(現在の国土交通省にあたる)という役所の佐官に任ずることによって、出入りを可能にしたのです。

 

その佐官が転じていき、壁塗りの職業名として左官になったのです。

なぜ壁塗り職人を左官というか不思議に思っていましたが、左官とは宮中のきちんとした官位のことだったですね!

よって、左官はあるから右官という職業もあるのかと思っていましたが、右官という職業は聞いたことがありません。

 

◻漆喰の歴史

漆喰ね原料は石灰石になります。

この石灰石は昔から日本や世界中で数多く産出されてきました。

よって、漆喰にはとても古い歴史があります。

 

漆喰が一番最初に使われたといわれている建築物は、ピラミッドになります。

ピラミッドといえば紀元前3000年頃に作られたといわれていますが、それくらい昔から漆喰は使われているのが確認されています。

他にも有名なところでは、ローマ時代の神殿、アジアにおいては中国の万里の長城でも接着剤として漆喰が使われていることが確認されています。

 

日本においては、縄文時代の土偶や住居に漆喰が使われていることが確認できています。

しかし、日本で歴史上において、一番漆喰が使われてきたのは戦国時代~明治時代になります。

特にこの頃に建築された城では、漆喰の耐火性や耐久性が評価されたためによく使われています。

特に有名なのは「白鷺城」という別名がある姫路城です。

白い美しいこの城においては、漆喰は芸術でも評価されることになりました。

 

◼まとめ

左官の日について紹介しました。

この頃は、あまり左官職人が作業しているところを見る機会は少なくなりましたね!

現在の建築物で利便性や低コストを重視するために、自然素材である漆喰も少なくなり、石油化学製品を使用することが増えてきています。

しかし、やはり体によいのは漆喰のような自然素材になります。

これから環境重視になっていくと、漆喰や左官職人は再度見直される存在になると思います。

左官について知識を深めるためにも、左官の日は重要な記念日だと思います。

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