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童謡の日とはいつ?意味や由来、イベントは日本各地でコンサート

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〇 はじめに

猛暑の始まった今年の夏は記録的でしたね。

熱中症で死亡する人も多く、昼間は外出を控えた人もいたようです。

しかし、そんな暑さの中でも、可愛い記念日があるのはご存知でしょうか?

あの暑さを忘れられるような、そんな記念日をお知らせしましょう。

 

童謡の日とは

童謡の日とは毎年7月1日にあります。

1984年(昭和59年)、日本童謡協会が制定しました。

その由来が実は、児童文学とつながりがあったのです。

 

「童謡の日」の由来と歴史

1918年(大正7年)、7月1日児童文学者【鈴木三重吉】によって、児童のための雑誌【赤い鳥】が刊行された日なのです。

明治時代、「富国強兵」を目指した我が国は、子どもも安価な労働力と考えられ、子どもらしく生きることは、困難な時代でした。

そこに、現れたのが先ほどの「赤い鳥」なのです。

鈴木は、当時活躍していた音楽家や小説家、作曲家に呼びかけ、童話や童謡を取り入れた「赤い鳥」を完成させました。

それまで堅苦しい説話や唱歌ではなく、子どもの言葉で子どもの世界を描いた作品を目指して創作したものでした。

 

「童謡の日」秘話

大正7年の童謡誕生から、昭和20年までに発表された童謡は312編。

その中でも、大正時代の残りの8年間で、実に204編。

昭和の20年間に発表された作品の約2倍だと言います。

いかに大正時代の文化人たちが、子どもに対する愛情と、子どものための文化活動に熱意を持っていたかが分かりますね。

 

イベント

イベントは、日本各地で自治体による「童謡の日」コンサートが、7月1日に開かれます。

前年度、全童謡業績の中からその業績が優秀だった個人や団体に、日本童謡協会から「日本童謡賞」が送られ、7月1日に贈呈式が行われます。

日本国内で、童謡文化の普及に寄与したと認められる個人や団体に、2002年創設された「童謡文化賞」が、7月1日に贈呈されます。

 

童謡の雑学

歌詞が違っていた!

歌詞が昔と今では違う童謡があります。

「汽車ポッポ」、「ちょうちょ」がそれです。

 

「汽車ポッポ」は、そもそも題名から違っていました。

その名も「兵隊さんの汽車」でした。

現在の歌詞の「僕らを乗せて、しゅっぽ、しゅっぽ、しゅぽっぽ」と言う部分が、「僕ら」ではなく「「兵隊さんを乗せて」だったのです。

また、「走れ、走れ、走れ」は「万歳、万歳、万歳」と言う歌詞だったそうで、出征する兵隊さんを送り出す歌だったのです。

もちろん、戦後GHQから修正命令が下ります。

 

「ちょうちょ」も同様です。

「桜の花の、花から花へ」と言う部分は、戦前は「花から花の、栄ゆる御代に」でした。

当然、「汽車ポッポ」と同じです。

 

アルプス一万尺は冗談から生まれた!

アルプス一万尺は、もともとアメリカ民謡で、独立戦争の時に歌われていた歌です。

それが日本に伝わり、登山家たちが冗談で歌っていたのが、いつの間にか正式な歌詞になりました。

さらに驚きの内容は、歌詞が実に29番まであると言うことです。

また、「コヤリの上で♫」と言う歌詞の「コヤリ」とは、「槍ヶ岳」の隣に背の低い山があり、それを「小槍」と言うのでそう言う歌詞になりました。

 

「花いちもんめ」の都市伝説

「花いちもんめ」と言う歌をご存知かと思いますが、あの歌には都市伝説があります。

「花」を幼い女の子と見立てて、その子が一匁と言うわけです。

匁と言うのは、江戸時代の庶民や農民が使っていた、銀貨の単位ですから、現代に直すと1250円程度。

わずか、その金額で人買いに売られていたと言うのですから、悲しいですね。

江戸時代、子どもの多さと貧しさで、幼い子どもを売っていた時の歌だと言います。

間引きをしていた時代ですから、あり得ない話ではありませんので、信じるか信じないかは、あなた次第です

 

歌詞が増えていく「どんぐりころころ」

「どんぐりころころ」と言う童謡があります。

泣いたままで終わるのは双方が可哀そうと言うことで、リスが迎えに来たり、母親が来たりと、次々に新しい歌詞が作られています。

落語家の桂文枝さんは、その次を作り、「ドジョウに会いたいのでまた転がった」としました。

現在は5番まであるようで、最後はどんぐりが埋められ、木になったそうな!

 

まとめ

いかがでしたか?

童謡が、大正時代の文化人たちの、子どもたちに対する深い愛情で作られていたなんて、退廃的でエネルギーのない印象のある大正時代が、何だか誇らしくさえ感じますね。

しかも、昭和の20年間より、たった8年で約2倍の曲を生み出すなんて、その文化に対する熱意に、感動さえ覚えませんか?

現代人たちも、豊かさと便利さだけを追いかけるのではなく、何か、燃えるものを見つけなければいけないのかもしれませんね。

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