ユキヤナギ、雪の柳という名の通り、柳の木に白い雪がたくさんついたような可憐な木ですね。
可憐な中にも枝いっぱいに咲かせる真っ白な花は雄大でもあります。
そんな名前も可愛らしいユキヤナギにはどんな花言葉が隠されているのかを調べてみました。
目 次
ユキヤナギの花言葉
ユキヤナギ全般の花言葉は“愛らしさ” “気まま” “殊勝”です。
この“愛らしさ”とは、まさにユキヤナギの姿そのものを表している感じですね。
“気まま”で“殊勝”と言われると、恥じらいを持つ少女のようなイメージが湧いてきますね。
どちらの花言葉も、ユキヤナギの可憐な姿をうまく表現している言葉ですね。
悪い意味もなく、見た目の純白さそのもののような花言葉ですね。
ユキヤナギが誕生花となる日にち
1月19日、21日、3月11日
ユキヤナギとは
ユキヤナギの特徴
ユキヤナギはバラ科・シモツケ属の落葉低木です。
開花時期は3~5月で、原産地は中国と言われていますが、実際は日本だという説もあります。
ユキヤナギと言う名前を聞くと冬の花のイメージが思い浮かびますが、意外にも春の花なのです。
春に雪だなんてロマンチックでますます素敵な花ですね。
ユキヤナギは低木なので高さは1~2メートルほどです。
枝は根元からたくさん伸びていて、小さなギザギザした葉と直径0.7~1センチほどの小さな白い花が枝いっぱいに咲きます。
開花期間も2~3週間と長いので、ゆっくりと長い間楽しむことができます。
また、ユキヤナギは強健でとても育てやすく、初心者でも庭木として扱いやすいです。
一度庭に植えれば毎年きれいな花を咲かせてくれるので、お庭で育ててみるのもいいでしょう。
ユキヤナギの名前の由来
ユキヤナギの名前は、枝いっぱいに咲く白い花が柳の木に雪が降り積もったように見えることからこの名前が付けられました。
また、ユキヤナギは別名“小米花”(コゴメバナ)と言われています。
これは、花が散った後地面に米が散らばっているように見えることから付けられました。
咲いている様子だけでなく散っていても名前が付けられるほど、印象に残る花ですね。
ユキヤナギの種類
フジノピンク
花びらの外側が淡いピンク色をしており、蕾の時は濃いピンク色をしていますが、開花と共にだんだんと内側が白色に変わっていく可憐な花です。
このフジノピンクは、紅花ユキヤナギや桃色ユキヤナギ、フジノピンキーなどとも呼ばれています。
白色だけでなく、ピンク色の花も楽しめるのが気分も変わっていいですね。
オウゴンユキヤナギ
葉っぱがユキヤナギの葉に比べて黄色いことからこのように呼ばれるようになりました。
秋には紅葉するので、花の開花から葉の紅葉まで長い期間楽しめる園芸品種です。
花の開花だけなく、葉っぱの紅葉まで楽しめる一石二鳥の品種ですね。
蒲田早生
切り花用の品種で、ユキヤナギに比べて草丈が低いですが大きめの花を咲かせます。
早熟な品種なので、通常のユキヤナギよりも早く楽しむことができます。
ユキヤナギについて色々と調べてみましたが、やはり名前の通り可憐で可愛らしい花のイメージのままでしたね。
花言葉もいい意味の花言葉ばかりなので、可憐な花と共に花言葉を贈れば女性には喜ばれるのではないでしょうか?
また、雪と春という一見正反対の言葉を含んだ花ということでロマンチックさも加わって、見ていても心が躍るような気分になれますね。
ユキヤナギは珍しい花ではないので、日常でも目にすることができ、自分でも育てることができるので気軽に楽しめることもうれしいポイントですね。
ユキヤナギが満開になった姿は、枝がしだれて真っ白な玉のようになります。
ほんわか柔らかそうで、でもその中にもダイナミックさが見え隠れして本当に素敵な花です。
春には桜が注目されがちですが、少し早い春の訪れをユキヤナギと共に感じてみてはいかがでしょうか?