ライラックと言えば小さな花がたくさんついたかわいらしい花ですね。
花がまとまった姿も可憐ですが、一つ一つの花もとてもキュートな形をしています。
そんな可憐なライラックにはどんな花言葉が秘められているのでしょうか。
目 次
ライラックの花言葉
ライラック全般としてのの花言葉は、“思い出” “友情” “謙虚”です。
たくさんの花が集まっている姿が思い出や友情をうまく表していますね。
また、たくさんの花があるにもかかわらず、一つ一つ主張しすぎないところが謙虚さを表しているようですね。
ライラックが誕生花となる日にち
5月12日、5月30日、6月12日、6月26日
色別の花言葉
紫色のライラック
“初恋” “恋の芽生え”
紫という淡い色で恋の始まりをうまく表している言葉ですね。
白色のライラック
“無邪気” “若さ”
真っ白な花が無邪気さや若さをうまく象徴している感じですね。
ピンク色のライラック
“思い出”
ピンクの可愛らしい花の集まりがたくさんの思い出を表しているようですね。
赤色のライラック
“愛の芽生え”
赤と言えば愛というイメージ通りの言葉ですね。
愛と共に贈ってみるのも素敵ですね。
実は怖い花言葉
こんなに可憐なライラックにも実は怖い意味があったりします。
イギリスでの言い伝えでは、
“不吉の象徴なので家に持ち込んではいけない”
“身につけていると結婚できない”
“婚約解消を意味する”
こんな言い伝えを聞いてしまうとプレゼントするのに躊躇しそうですが、これは一部の国の言い伝えなのであまり気にせず、いい意味の言葉で思いを伝えましょう。
ライラックとはどんな花
ライラックの特徴
ライラックはモクセイ科ハシドイ属の落葉小高木です。
大きさは1.5メートル~6メートルほどで開花時期は4月~6月です。
原産地はヨーロッパ東南部で日本には明治時代中期に伝わりました。
ライラックは涼しい場所を好むので、東北北部や北海道などで見かけます。
ライラックの葉はハート形でとても可愛らしい形の葉っぱをしています。
花は小さな花が円錐型に房咲きになっており、甘い香りが香水としても好まれています。
ライラックの名前の由来
ライラックの花は青系の色が多いのでそれが語源となり、サンスクリット語で「nira」と呼ばれていたものがペルシャ語で「likak」となり、アラビア語で「lailak」、スペイン語で「lailac」、フランス語で「lira」、英語で「lailac」となり、日本語でライラックと変化していきました。
またライラックの和名は「紫丁香花(むらさきはしどい)」と言いますが、これは丁香花(ハシドイ)という花が紫色になったような花であるため、紫丁香花とつけられました。
ライラックの種類・品種
ライラックは紫色や藤色、赤色、白色など様々な色があり、咲き方も一重咲きや八重咲きなど約30種類の園芸品種が存在しています。
エスタースターレ
大きな円錐状の花でピンク色をしていますが、蕾は紫色で開花すると一重の花を咲かせます。
高木なので庭木にするのに向いています。
センセーション
縁が白色で中が濃い紫色の一重咲きの花です。こちらも高木なので庭木にするのに向いています。
ティンカーベル
蕾は薄紫色ですが花は薄ピンク色に変化する花で、あまり大きくならないので鉢植えに向いています。
マダムレモネイ
白色の花びらをした八重咲きの大きな花です。
強い香りが特徴です。
ライラックは寒さに強い植物なので日本全国街中のあちらこちらで見かけるということはありませんが、品種改良され庭でも鉢植えでも楽しめる花になっています。
花言葉もよくある愛や恋だけでなく、友情を表す言葉が含まれているので、友人に贈るのもぴったりな花です。
見ていて心が和むようなライラック。
そんな可憐なライラックの花言葉と一緒に大切な友人に贈ってみて、友情を深めてみてはいかがでしょうか?