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梅干しの日とはいつ?意味や由来。殺菌作用と保存の効くスーパー食品

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▪はじめに

暑い夏に日や風邪をひいたときなどにはさっぱりとした梅干しが弱った胃腸に嬉しいですよね。

最近では熱中症対策にも大活躍の梅干しにまつわる記念日が、夏真っ盛りの時期にあるってご存知でしたか?

今回は、そんな梅干しの日のお話です。

 

梅干しの日とは

梅干しの日は毎年7月30日にあります。

梅干しの日は、梅の産地である和歌山県みなべ町にある東農園が制定しました。

 

▪意味

梅干しの日である7月30日は、塩漬けした梅を夏の土用の時期に三日三晩天日干し(土用干し)にしてちょうど食べられるようになる時期です。

美味しくて体にも良い梅干しを普及するために、梅干しに由来のある日にこの記念日が制定されました。

また、7月30日の卯の刻(午後6時~8時)にその年の恵方に向かって梅干しを食べると、気が高まって精気が体に宿るともいわれているので、東農園ではこの日に恵方に向かって梅干しを食べることをおすすめしているそうです。

 

▪由来

梅干しの日は、昔から梅干しを食べると難が去るという言い伝えを「なん(7)がさ(3)る(0)」という語呂合わせに当てはめたことが由来となっています。

また、7月30日頃は新物の梅干しが食べられるようになることも梅干しの日の由来の1つとなっています。

 

▪イベント

梅干しの日にちなんだイベントは、残念ながら見つかりませんでした。

 

梅干しの雑学

<梅干しはいつから食べられるようになったの?>

梅干しは日本が発祥の食べ物ではなく、中国から伝わったものと言われています。

梅干しが日本に伝わったのは、約1500年前で遣隋使として中国に渡っていた小野妹子が日本に持ち帰ったとされています。

この頃の梅干しは、青梅を燻った「鳥梅(うばい)」と呼ばれるもので咳止めや熱さましの薬として用いられていました。

平安時代には村上天皇が疫病を患った時に、梅干しと昆布のお茶で治したという逸話も残っています。

 

梅干しが一般的に食べられるようになったのは江戸時代に入ってからで、赤しそで色付けされるようになったのもこの頃からです。

江戸では村上天皇の逸話が由来となった梅干し入りのお茶「福茶」を、大晦日や節分の夜に邪気を払う為に飲んでいたそうです。

また、旅に出る時は必ず持っていき、熱病や風土病などの病気にかからないようにしていたともいわれています。

 

明治時代には当時大流行したコレラや赤痢の予防・治療薬として用いられていました。

こうして昔から薬としても重宝されていた梅干しは、現在でもご飯のお供だけでなく、健康食品としても親しまれているのです。

 

<梅干しの効能ってどんなものがあるの?>

昔から体い良いとされる梅干しですが、実際にはどのような効能があるのでしょうか。

梅干しにはクエン酸やリンゴ酸などの有機酸が多く含まれています。

この有機酸が疲労物質である乳酸が作られるのを防止するはたらきがあるので、疲労回復の効果があると言われています。

 

また、クエン酸には強い殺菌作用もあり食中毒の予防や口臭予防の効果などがあるとされています。

その他にも、整腸作用や鉄分・カルシウムなどの吸収を促す作用、免疫力をアップさせる作用などがあるともいわれています。

 

最近では、梅に含まれる「梅リグナン」というポリフェノールの一種が、胃がんの原因となるピロリ菌の運動を抑制したり、肥満を予防したり、生活習慣病の原因となる活性酸素を抑制したり、インフルエンザウィルスを抑制する作用があるという報告もされています。

梅干しにはまだまだ私たちが知らない効能も含まれているのかもしれませんね。

 

▪まとめ

梅干しは、色々な効能があり保存も効く上に美味しいというスーパー食品なんですね!

「難が去る」と言われるのも納得です。

7月30日の梅干しの日はさらに縁起も担げる日なので、ぜひ卯の刻に恵方を向いて梅干しを食べてみてくださいね。

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