■はじめに
まだ新年会シーズン真っ只中の1月中旬から後半に入ると、いよいよ本格的な寒さが到来するシーズンになります。
お住まいのエリアによって様々な冬のレジャーを楽しむことが出来ますよね。
そんな1月の後半は、一度は乗ってみたいと思ったことがある人も多いのではないでしょうか、飛行船の日です。
目 次
飛行船の日とは
飛行船の日は毎年1月22日にあります。
1916年(大正5年)のこの日、日本初の飛行船による実験飛行が行われたことにちなんで制定されました。
■意味
飛行船の日は、飛行船に興味を関心を持ってもらいたいという意味合いがあります。
そして、人びとの飛行船に対する憧れの気持ちを表す日でもあるんですね。
飛行船に乗ることはもとより、最近はなかなか目にする機会もなくなってきましたが、記念式典や公告キャンペーンなどで運航されることもあります。
■由来
1916年1月22日、日本で初めての国産飛行船が、所沢～大阪までの距離を実験飛行しました。
その飛行船は、ドイツから輸入したペルセヴァル式飛行船を改修した「雄飛号」で、陸軍の臨時軍用気球研究会が開発しました。
このことから、飛行船の日は1月22日に制定されました。
■イベント
横浜・赤レンガ倉庫は2002年4月に開業して以来、2019年8月に累計1億人の来館者を迎ることができた記念に、イベントやキャンペーンを実施しました。
その中の一つに、赤レンガデザインを施した全長17m の無人飛行船の運航がありました。
これは、係留場所(新港中央広場)の半径1㎞のエリアを1時間ほど周遊するのに加え、駐機中はフォトスポットとして開放され自由に撮影が楽しめるというもの。
期間中の9月1日に無事実施され横浜の空を周遊し、会場を盛り上げました。
他にも、イベントや式典、公告キャンペーンなどで飛行船が運航されることがありますので、お近くの情報をチェックしてみてください。
飛行船の雑学
飛行船の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□飛行船の仕組み
飛行船は、空気より比重の小さい気体をつめたガス袋(気嚢)によって機体を浮揚させ、これにエンジンやプロペラなどの推進装置、乗務員を乗せるゴンドラが取り付けられた航空機です。
機体のほとんどを占めるガス袋は細長い特徴的な形をしていますが、これは空気抵抗を低減させるためであり、充填されているのは水素やヘリウムになります。
後部には尾翼があり、方向を安定させたり舵面を動かすことで方向を変えることが出来ます。
□飛行船を操縦するには！？
飛行船を操縦するのには専門の資格(免許)が必要です。
世界中で活躍している飛行船操縦士の数は、宇宙飛行士よりずっと少ないのだそうですよ。
□飛行船に乗る方法
現在の日本では、残念ながら乗船出来る飛行船はないようです。
飛行しているものでは、メットライフアリコ社が運航している広告キャンペーン用の「スヌーピーJ号」だけになりますが、2019年にスヌーピーとの契約が切れるため今後どうなるのかは不明とのこと。
日本で乗ることも見ることすら珍しくなってしまった飛行船ですが、世界でも20台ほどしかないのだそう。
そして唯一、遊覧飛行をしているのがドイツの「ZEPPELIN nt」です。
日本円で30,000円くらいから乗ることが出来、子ども料金の設定やクーポンもあるのだそうですよ。
■まとめ
飛行船の日についてご紹介させて頂きました。
1850年代から登場し始めた歴史ある飛行船ですが、飛行船の日の由来となった雄飛号は当時の飛行機よりも優れていたといいます。
今では空の足といえば飛行機が主流となってはいるものの、飛行船の時代があり空への憧れは昔から変わらないのだなと感じました。
また、ネット通販の配達に飛行船とドローンを組み合わせた方法の検討もされているとの情報もあり、今後も何らかの形で活躍するかもしれませんね。
毎年1月22日飛行船の日には、飛行船にまつわるイベントをチェックしてみたり、飛行船が登場する作品を見てみるのも良いかもしれません。
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