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世界牛乳の日・牛乳の日とはいつ?意味や由来、イベントは

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「6月1日  世界牛乳の日・牛乳の日」

■はじめに

若い人は脱脂粉乳を飲んだことがあるでしょうか?

筆者は小学校の給食でその脱脂粉乳を毎日飲まされていた記憶のせいで、いくつになっても「牛乳」が苦手です。

 

世界牛乳の日・牛乳の日とは

6月1日は国連食糧農業機関(FAO)が2001(平成13)年に制定した「世界牛乳の日」(World Milk Day)で、これに合わせ日本でも日本酪農乳業協会(現Jミルク)が2007(平成19)年に同日を「牛乳の日」に、また6月を「牛乳月間」と定めています。

 

■世界牛乳の日・牛乳の日の意味と由来

「世界牛乳の日」はFAOが牛乳の重要性を世界中に広めると同時に、酪農従事者に感謝する目的で制定されました。

毎年それぞれにテーマを定めることになっており、過去には環境や栄養、経済的観点からの「酪農産業の持続性」をテーマに掲げました。

特に発展途上国では気候による乳牛の飼料不足が深刻で、そのために安定した牛乳生産ができず、人々の免疫力や感染予防の低下が懸念されています。

「世界牛乳の日」はこうした諸課題解決のため、飼料開発技術の研究を促すという意味も持っています。

では、なぜ6月1日なのかというと、6月には世界各地で命や自然、労働者に感謝するお祭りが多いからだそうですが、日付についてFAOからのアナウンスがないので詳しいところはよくわかりません。

 

■世界牛乳の日・牛乳の日のイベント

「世界牛乳の日」には世界約50か国で記念イベントが開催されており、セミナーやシンポジウムといったカタいものから、ダンスショー、牧場での演劇まで様々ですが、やはり発展途上国では学校でのミルク試飲や提供が多いようですね。

日本では牛乳月間に牛乳関連団体や小売店などがイベントを開催するようですが、あまりスケールを感じませんね。

国民の健康という観点ならば農水省あたりが先頭に立って、国民的なイベントに盛り上げればいいように思えますが…。

 

世界牛乳の日・牛乳の日の雑学

▽牛乳渡来は飛鳥時代、当時は貴族の「醍醐味」

人間が牛乳を飲み始めたのは紀元前4000年ころのメソポタミアで、これは当時の石板から明らかになっています。

日本に牛乳が伝えられたのは飛鳥時代でしたが、庶民の手には届かない貴重品で、最高級の乳製品を意味する「醍醐」と呼ばれていました。

これが「醍醐味」の語源になっていますね。

しかし、貴族の間に普及した牛乳も、家畜の食用を禁じた仏教の影響ですたれてしまい、牛乳が復活するのは江戸時代、徳川吉宗が享保の改革で牛の輸入を解禁するまで待たなくてはなりません。

とは言っても、飼育される乳牛は数頭で、庶民は牛乳を見る機会さえなかったでしょう。

やがて黒船来航から文明開化の時代となり、牛の飼育と搾乳を学んだ日本人が横浜で牛乳販売を始めましたが、客は外国人ばかりで日本人には敬遠されたようです。

転機になったのは皇室で牛乳が愛飲されているという新聞記事で、庶民が牛乳に興味を持ち始めたことと、身分を失った武士たちが北海道で酪農を始める動きが広がったことです。

明治中期になるとアメリカから牛乳の殺菌法が伝わったことで保存期間も延び、牛乳は一気に日本中へ広がっていきました。

 

▽牛乳の成分規定により「コーヒー牛乳」の表記はNG!

我が家の牛乳はメーカーが違っても「成分無調整」と決まっています。

これはおばあさんの好みのためですが、他にも水分、乳脂肪分、ミネラルなどを除去した「成分調整牛乳」や、脂肪だけを減らした「低脂肪牛乳」、さらに脂肪分を0.5%未満に減らした「無脂肪牛乳」があります。

いずれにしても生乳に何も加えないことが「牛乳」の条件になります。

この除去された脂肪分はバターやチーズなどに使われるのでムダになっているわけではありません。

この4種だけが「牛乳」と呼んでいいそうで、生乳にバターや脱脂粉乳などの乳製品を加えて成分調整した「特濃」とか「濃厚」をうたったものは「牛乳」という表記はできず「加工乳」の扱いになります。

筆者が唯一飲める牛乳類であるコーヒー牛乳は、生乳に乳製品以外の原料を加えた「乳飲料」の区分になり、「牛乳」の2文字を使うことが禁止となりました。

気がつけば今は「コーヒーオレ」とか「なんとかカフェオレ」という名前で、フルーツ牛乳、いちご牛乳の文字も消えてしまいました。

 

■最後に

ペットボトル入りの牛乳がないことを不思議に思っていましたが、どうやらペットボトルが持ち運びしやすく、保存しやすいところが逆にネックになっているそうです。

ペットボトルは口をつけて飲むために唾液から雑菌が入り、飲み切らないのでボトル内で雑菌が繁殖してしまう欠点があるからです。

2007年の法改正では、容量や飲み切り喚起などの条件つきでペットボトルが認められましたが、製造コストの問題で普及していませんね。

パック入りでも暑い季節は早めに飲み切ってしまうのが一番で、そのため筆者への「牛乳飲めっ」圧力も強まってしまいます。

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