「アースデー」というのを聞いたことがあるでしょうか?
アースデイは各地でイベントが盛んなようので、知ってる方も多いのではないでしょうか。
目 次
アースデーとはいつ?意味や由来は?
「アースデー」とは、毎年4月22日にあります。
アースデーは1969年ユネスコの環境関連会議でその概念が定義され、翌1970年アメリカの上院議員ゲイロード・ネルソン氏が、4月22日に環境問題に関する討論集会の開催を呼びかけ、当時大学院生だったデニス・ヘイズ氏が統括役として集会を成功させました。
これをきっかけに4月22日をアースデーとし、地球環境について考える日として全世界で集会やイベントが行われるようになりました。
日本では1990年に第1回アースデーが行われ、その後毎年各地でイベントが行われています。
主なアースデイイベント
EARTH×HEART LIVE
1990年から毎年エフエム東京が主催しているもので、ジャンルや国境を越えたライブを通じ、地球環境についての啓蒙活動を行っています。
2012年からは前年の東日本大震災を受けコンセプトを修正し現在の名称になりました。
コンサートの模様はJFNに加盟のFM局、またアジアを中心に各国のラジオ局でも放送されます。
アースデイ東京
4月22日のアースデーの前後の土日に代々木公園では、コンサート、地球環境のトークライブ、パレードなどのイベントとお店が出展します。
http://www.earthday-tokyo.org/
アースデイ自転車ライド(Earth Day Bike Ride)
自転車の楽しさと素晴らしさを再発見するイベントが世界中の都市で行われます。
裸の体に緑のペイントをし自転車に乗ったりするイベントがあったりと内容はさまざまです。
日本でも東京をはじめとして各地で行われています。
東京アースデイ自転車ライド http://www.tokyo-earthdayride.org/
ライトダウンキャンペーン
愛知県では県内企業・団体・自治体に呼び掛け午後8時から午後10時までライトアップ施設を消灯するキャンペーンを行っています。
また全国では夏至の日とクールアースデイにライトダウンキャンペーンを行うところが増えています。
※「クールアースデイ」とは…2008年洞爺湖サミットが7月7日に開かれたことをきっかけに、毎年七夕の日を環境問題の大切さを考えるクールアースデイと定められました。
キャンドルナイト
アースデイには各地で環境問題や地球の平和を願い、キャンドルナイトのイベントが行われます。
この他にも、毎年様々なイベントが全国で展開されますので、ぜひ興味のあるものに参加してみてください。
参加できなくとも、ぜひこの日は、ご自宅でも灯りを消して静かな夜を過ごしてみたり、ゴミを減らす暮らしのアイデアを出してみたり、地球環境について考えてはいかがでしょう。
パリ協定
2015年12月に採択された、気候変動抑制に関する国際的な協定で、2016年4月22日のアースデイに各国の署名が始まりました。
アースデイの日、ニューヨーク国連本部では175カ国の代表が署名したそうです。
この協定は産業革命前からの世界の平均気温上昇を「2度未満」に抑え、さらに平均気温上昇「1.5度未満」を目指すもので、2020年以降の地球温暖化対策を定めます。
2016年11月に発効し、現在ルール制定に向けた会議が始まっています。
史上初の196カ国すべての国が参加、また先進国だけでなく、中国・インドなど途上国が温暖化ガス排出抑制に取り組む枠組みも初めての今回の協定は、全世界で地球環境を守るうえで、歴史的なものです。
そんな世界的な取り組みですが、2016年9月に内閣府が発表した地球温暖化対策に関する世論調査によると、「パリ協定」を4割の人が知らないというちょっと残念な結果がでました。
世界自然保護基金(WWF)が発行している「生きている地球レポート」によると
現在の人類による食料・エネルギーなどの消費の大きさは、地球1個分の生産量に対して、1.5個分の利用をしています。(「エコロジカル・フットプリント」を基にして計算します。)
つまり現在地球0.5個分使い過ぎていることで、このまま消費が大きくなると、2030年には地球2つ分の資源が必要とされる可能性もあるそうです。
アースデイが地球環境問題について考える機会になればいいですね。
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