週刊誌の日 4月2日
◼はじめに
冬から春に季節は変わり、新年度も迎えて新たな生活がはじまる4月。
新社会人の真新しいスーツや新入生の制服姿で電車に乗ってもなんだか爽やかな空気に満ちています。
この頃は電車の中でもスマートフォンを見る人が増えていますが、少し前までは紙の週刊誌を持って読んでいる人が多く見られました。
今ではスマートフォンばかりで少し寂しくなりましたね。
そんな週刊誌の日があるのを知っていましたか?
実は4月2日が週刊誌の日なのです。
目 次
◼週刊誌の日とは
週刊誌の日は毎年4月2日にあります。
1922年(大正11年)の4月2日に「週刊朝日」と「サンデー毎日」が発刊されたことにより、記念日となっています。
今でも有名なこの二つの週刊誌が同時に発刊されていたことに驚きます。同じ会社の雑誌ではなく、ライバル会社なのに不思議ですね!
◼意味、由来
上にも書きましたが、1922年の4月2日に「週刊朝日」と「サンデー毎日」が発刊されたことが由来となっています。
この2誌は日本の週刊誌として一番最初に発売された週刊紙です。
この2誌は同時に週刊誌として発刊されましたが、実は週刊朝日は1922年2月25日に旬刊(毎月5、15、25日に発刊される雑誌)として発刊されていました。雑誌名も「旬刊朝日」でした。
しかし、サンデー毎日が発刊されるタイミングで週刊誌になり、週刊朝日として新たに発刊されることになりました。
1922年に発刊されてから現在まで刊行されているこの2誌が、週刊誌をリードしてきたことを実感することができる記念日です。
なお、サンデー毎日、週刊朝日ともに火曜日が発売日になっています。
サンデー毎日は日曜日発売?と思っていましたが違うのですね。
◼イベント
調べてみましたが、大きな書店や出版社などでもこの日に特別なイベントは行われていないみたいです。
サンデー毎日、週刊朝日で今年の4月第1週目号の目次を確認しましたが、特に特集記事も組まれてはいないようです。
せっかくの週刊誌の日などで、この日にサンデー毎日、週刊朝日主催の大きなイベントがあればよいのに残念ですね。
◼週刊誌の雑学
週刊誌の日にちなんだ雑学を紹介します。
◻週刊誌の表記(何月何日号)は、なぜ来週の表記?
週刊誌の鮮度を保つために1週間後の日を表記しています。
例えば8月25日号の場合、この雑誌は8月18日~24日までが書店に並ぶと想定されます。
この雑誌がもし8月18日号として発売日の表記になっていたら、8月24日になると古い情報と感じてしまいます。
新しい情報が知りたいという人間の心理に基づいて、たいてい週刊誌は1週間先の日が表記になっています。
これは週刊誌に限らず、月刊誌も同じように1ヶ月後の表記、8月発売の月刊誌は9月号のようになっています。
◻週刊誌が発売日前日に販売されていることがある?
週刊誌は発売日を全国で統一するために出荷を早く行っています。そのために発売日の前々日や前日に販売店に届けられます。
出版社との協定により、週刊誌は早く入荷してむも発売日当日に販売することになっています。
そのため、コンビニや大型書店などは発売日当日に店頭に並びます。
コンビニは24時間営業が多いので、大型書店よりは早く店頭に並ぶことになります。
しかし、個人経営の店舗などは入荷された前日に販売されていることがあります。
これは早売りと呼ばれています。
早売りは出版社側との協定違反になりますが、出版社に返品ができない店舗などでは売上のために行っているのが実情です。
◼まとめ
週刊誌の日についてご紹介しました。
この頃は週刊誌はウェブ版もあるので、スマートフォンなどで読むことができます。
サンデー毎日、週刊朝日ともにウェブ版を発行していて今でも読むことができます。
一番最初に発売されたこの2誌がずっと廃れず、伝統をつないでいってほしいと思う週刊誌の日です。
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