台風といえば梅雨の時期や夏頃にやってきて大きな災害をもたらしますよね。
最近は特に台風の発生・接近が頻繁にあり、多くの被災地を生み出しています。
この台風には実は名前が存在します。
主に毎年1月1日以降から発生した台風を順番に「台風1号」「台風2号」と呼ぶことが多いのですが、それぞれ名前がつけられています。
小さい台風などは名前がつけられることが少ないのですが、大きい台風は名前がつけられることが多いです。
そこで台風にはなぜ名前がつけられるのか、過去の面白いものを含めご紹介していきたいと思います。
目 次
台風の名前はなぜつける?
台風には名前がついていると最初にご紹介しましたが、日本では「台風1号」「台風2号」とつけていますが、海外ではどちらかと言うと台風の名前で呼ぶことが多いです。
2018年に大きな災害をもたらした台風24号や台風25号にももちろん名前がついています。
台風24号はチャーミー、台風25号はコンレイという名前です。
このような名前がついているのにもやはり理由が存在しました。
その台風に名前がついている大きな理由は、混合しないためです。
というのも、台風は天気予報や台風情報を見ているとわかるかと思いますが、台風は1個発生するだけでなく、近い日数でもう1つできる場合があります。
そのため2つや3つの台風が同時に接近する場合があるのですが、この台風の区別をするために名前をつけて呼ぶようになっています。
また、台風によって大きさや速度・位置などが異なると思いますが、このような警戒するべき台風をわかりやすくするためにも名前がついています。
台風の名前はいつからつけるようになった?
次は台風の名前がいつからついたのかについてご紹介したいと思います。
いつの間にか台風に名前がついていると感じる方もいるのですが、台風の名前がついたのは20世紀前半とされています。
これはオーストラリアの気象予報士が台風に名前をつけたのが始まりと言われており、今は台風の名前も付ける順番が存在するのですが、当時は自由に名前をつけていました。
そのため、オーストラリアの気象予報士の方は自分のあまり好きでない人の名前を台風につけて呼んでいたのが始まりとされています。
さらに、アメリカでは嫌いな人物ではなく自分の好きな人の名前もつけていたという人もいます。
このような点を踏まえても20世紀前半ということで台風の名前の歴史は浅いということが伺えます。
台風の名前で日本で耳にする台風の名前は?
台風の名前の始まりについて簡単にご紹介しましたが、次は日本で耳にする台風の名前についてご紹介したいと思います。
台風の名前は先程少し触れたのですが、実は今は台風の名前が決まっています。
というのも、世界では台風の災害について情報を共有し合う組織の台風委員会が存在します。
この台風委員会は世界で14カ国加盟しており、それぞれの国が名前を出し合っています。
そのため、先程もご紹介した日本に大きな災害をもたらした台風24号のチャーミーはベトナム、台風25号のコンレイはカンボジアが出しています。
このように名前は順番につけられていくのですが、14カ国で140個の名前が出されています。
この140この名前が順番に台風につけられていくような仕組みとなっています。
台風の名前でアメリカは?
台風の名前の付き方についてご紹介しましたが、台風の名前で多くの方が耳にするのは実はアメリカのハリケーンです。
というのも、台風の名前で耳にしたことがあるのがマルコやアイリーン・カトリーナなどが多いと思います。
実はアメリカは人名の名前となっているのですが、先程触れた日本とは名前の付け方が異なります。
アメリカは日本とは違いアメリカのハリケーンセンターが世界気象機関に入っています。
その組織内で決められている名前を順番につけていくのですが、この名前がアルファベット順で126個存在します。
そのため、日本とアメリカでは台風の名前が異なりますので、ご注意ください。
台風の名前は女性の名前が多い?
台風の名前についてご紹介しましたが、多くの方が耳にする台風の名前は女性の名前が多いかと思います。
この女性の名前はやはり先程ご紹介したアメリカのハリケーンが多いです。
日本が名前をつけている台風の名前はどちらかと言うと女性の名前と言うよりも他の国も考えているのでかなり独特な名前が多いです。
台風の名前で星座からとったものが!
台風の名前にも星座から名前をとったロマンチックな物も存在します。
というのも、この星座の名前を提案したのは日本です。
日本が台風の名前として挙げた星座は次のようなものとなっています。
◯てんびん座
◯やぎ座
◯うさぎ座
◯かじき座
◯かんむり座
◯くじら座
◯こぐま座
◯コンパス座
◯とかげ座
◯はと座
このようになっています。
この日本がつけた星座の名前の台風は日本で使われるのはもちろん、日本が入っている台風委員会の加盟国でも使用されています。
台風の名前過去の面白いもの一覧
最後は過去の台風の中で少し独特で面白い名前についてご紹介したいと思います。
被害が出る台風に面白いというのもあまり良くないので、「変わったネーミング」の台風を紹介します。
国と意味を合わせて簡単にご紹介しますのでぜひご参考いただけたらと思います。
つけた国:名前:意味
◯マカオ サンバ マカオの名所
◯ベトナム バービー ベトナム北部の山の名前・名称
◯マレーシア ナンカー 果物の名前
◯カンボジア チャンスー 花の名前
◯香港 ライオンロック 山の名前
◯フィリピン マラカス 強い
このような独特な名前の台風が存在します。
もちろん順番に名前がついていくので、日本でも上記に上げた台風の名前が今後付きます。
「まとめ」台風の名前は独特
今回は台風の名前についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
台風の名前は少し変なものが多いのは多くの国で考えているためです。
これから日本に訪れる台風にも名前がついていくので、ぜひ皆さんもチェックしていただけたらと思います。