■はじめに
まだ冬の余韻が抜けきれない2月に入るといよいよ春を意識するシーズンに切り替わります。
お住まいのエリアによっては、この時期ならではの食材が出始めているところもありますよね。
そんな2月の中旬は春の訪れを運んでくれる、ふきのとうの日です。
目 次
■ふきのとうの日とは
ふきのとうの日は毎年2月10日にあります。
ふきのとうの日が制定されたのは、1993年(平成5年)のこと。
宮城県古川市(現在は合併によって大崎市となっています)の「ふるさとプラザ」によって制定されました。
ふるさとプラザは1984年(昭和59年)にJR古川駅前に開館した複合ビルで、当時は「ササニシキ資料館」が置かれていたり地元の農産物に関わる公益事業を行っていました。
現在は改修工事が行われていて2019年中に完了予定、その後も市民活動サポートセンター等が引き続き行われるそうです。
■意味
ふきのとうの日は、消費者に対して山菜等の春野菜のPRを行うといった意味合いがあります。
ふきのとうの旬の時期は地域差がありますが、雪解けと共に顔を出すことからその時期に合った記念日ですよね。
また、山菜の中でも早くに出回りますので、売り場が春へと切り替わる節目という意味でもあります。
■由来
2月10日は、ふ(2)きの・とう(10)と読むことができます。
その語呂合わせから、ふきのとうの日は2月10日に制定されました。
■イベント
宮城県滑津地区にある道の駅「旬の市七ヶ宿」では、毎年5月に【春の幸まつり】が行われています。
こちらでは、地元産の野菜や果物、特産品が取り揃えられ、旬の食材を生かしたメニューをレストランで楽しむことも出来ます。
2018年も5月27日に春の幸まつりが開催され、七ヶ宿町で採れた山菜やキノコ等の直売や山菜汁の無料配布も行われました。
購入だけでなく、美味しい調理方法を聞くことも出来るのだそうですよ。
その他の地域でも開催時期は様々ですが、ふきのとう等の山菜採りのイベントや販売が2月頃から行われますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
■ふきのとうの雑学
ふきのとうの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□ふきのとうとは!?
ふきは地上ではなく地下に茎が伸びる地下茎で、葉よりも先に花茎(花のつぼみ)が延び出します。
この花茎が「ふきのとう」になります。
日本原産の全国の山野に自生している山菜で、旬は地域差がありますが雪が溶け始めた春先に地面から顔を出します。
この春を告げるふきのとうが出始めると、天気予報やニュース等でよく取り上げられます。
□春の山菜、ふきのとう!
ふきのとうは独特の香りや清涼感、苦味が特徴の山菜で、早春の食材として日本で古くから親しまれてきました。
つぼみが開く前の方が食味が良く、つぼみが開くと苦味が強くなってしまいます。
料理は天ぷら、和え物、煮物等に使われ、花が開いた状態のものはふきのとう味噌等に利用されています。
□調理する時の注意点
ふきのとうはアクが強いので、切ると断面がすぐ茶色に変色します。
切ったらすぐに水に浸したり、塩ゆでした後に冷水にさらす等してアク抜きが出来ます。
特に和え物やおひたし等にする場合はアク抜きしてから調理してくださいね。
また、「ペタシテニン(別名:フキノトキシン)」という毒を持っていて、アク抜きによって分解されたり少量であれば問題はないのですが、根の部分には特に多く含まれていますので必ず取り除くようにしましょう。
■まとめ
ふきのとうの日についてご紹介させて頂きました。
独特の風味があり少し食べ辛さを感じるかと思いますが、ふきのとうはデトックス効果や消化の促進、免疫力アップ等々たくさんの効果が期待出来る食材なのだそうですよ。
毎年2月10日ふきのとうの日には、美味しい春の山菜を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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