■はじめに
ゴールデンウィークが開ける5月前半になると、肌寒い日も徐々になくなり本格的なお出掛けシーズン到来になりますよね。
ピクニックやランチを外で楽しむ方も多いのではないでしょうか。
そんな5月の中旬は、私達の食生活にとって欠かせない粉の日です。
目 次
■粉の日とは
粉の日は毎年5月7日にあります。
粉の日が制定された経緯は定かではありませんが、小麦粉等の粉製品に関わる企業によって制定された記念日と考えられます。
■意味
食料としての粉には、小麦粉を始め様々なものがあります。
粉の日は、消費者に対してその粉を有用に利用する方法等をアピールするという意味合いがあります。
関連記念日として、日本コナモン協会が2003年(平成15年)に制定した“コナモンの日”があります。
こちらも粉を使った食品をPRする日として同日、記念日とされています。
■由来
5月7日は、「こ」「な」と読むことができます。
この語呂合わせから、粉の日は5月7日に制定されました。
■イベント
2012年からアメリカで始まったイベント【Color Me Rad】が、2014年から日本でも毎年開催されています。
これは、コースに設置されているカラーステーションでカラーパウダーを浴びて走る、“ランニング”と“エンタテインメント”を掛け合わせたイベントです。
2018年も愛知、東京、宮城、大阪の各地で開催され、大勢の参加者の白かったTシャツがカラフルに染められ大いに盛り上がりました。
また、株式会社ローソンHMVエンタテイメントの主催とのことですが、さまざまな協賛やアーティストの参加によって、ステージやオフィシャルフードの提供もされたとのこと。
延べ20万人にもなる大イベントです、ぜひチェックしてみてくださいね。
他にも小麦粉の製造や加工食品の販売等を行っている日清製粉グループでは、1年を通して工場見学や小麦粉を使った料理教室等のイベントが行われています。
こちらもご興味のある方はぜひチェックしてみてください、詳細はこちら。
■粉の雑学
粉の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□粉の定義
粉(powder)とは、固体物質が非常に細かく砕けたものです。
特に小麦等の穀物を砕き、微細な粒状に加工した食品の意味で使われます。
比較的粒径が大きい粒との境目はあいまいですが、一般的な感覚で粉と感じられるのは、直径がおよそ0.1mm未満のものが多いとされています。
直接食べたり使うものというよりは、やはり材料として使うことが多いイメージですよね。
例えば粉薬、粉末スープ、カーボンブラック、パウダースノー等があります。
□小麦粉の歴史
小麦粉の元となる“小麦”は人類の歴史の中でも古く、最初の作物の一つとされていています。
紀元前3,000年頃の古代エジプトでは無発酵のパンが食べられ、紀元前600年頃の古代オリエント時代には回転式の石臼で製粉された記録が残っています。
日本には弥生時代以降には伝来し、古代には貴族の間で麺類も食されていました。
かつての縄文時代では植物や堅果を粉砕し食す粉食習慣がありましたが、弥生時代では石皿や磨石が消失し穀物を粒のまま食べていました。
その後中世期前半に加工具が出現、中世後半には石臼が出現したことから粉食習慣が復活し江戸時代にはうどんやそばが食されるようになりました。
パン食については戦後のアメリカによる小麦戦略によって、学校給食で取り入れられたことから普及し現在に至ります。
□小麦粉の別名
小麦粉はうどん粉やメリケン粉と呼ばれることがあります。
うどん粉は日本産の小麦を製粉したもの、メリケン粉はアメリカから輸入した小麦を製粉したものを差します。
メリケン粉の“メリケン”はアメリカンの英語発音がそう聞こえることに由来し、今でも関西などで呼ばれることも多いです。
また、英語では穀物の中で最も多く製粉されることから“粉末、製粉する”等の意味がある「flour」で呼ばれています。
■まとめ
粉の日についてご紹介させて頂きました。
小麦粉といっても製粉方法や成分によってたくさんの種類があり、意識してみると毎日何らかの形で食べているという方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
毎年5月7日粉の日には、普段と違った形で“粉”を取り入れてみたり料理にチャレンジするのも面白いかもしれませんね。
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