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苗字制定記念日とはいつ?意味や由来は。サインvs印鑑どっちがいい

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「2月13日  苗字制定記念日」

■はじめに

筆者の苗字、名前ともに2字で、画数計は44画になります。

試験や習字の際はわずらわしいと思ったものですが、今は名前を手書きする機会も減って、44画が面倒だと思ったのも懐かしい思い出になりました。

 

苗字制定記念日とは

1875(明治8)年2月13日、「平民苗字必称義務令」が出され、全ての国民に苗字を名乗ることが義務付けられたことで、この日は「苗字制定記念日」とされています。

 

■苗字制定記念日の意味と由来

「平民苗字必称義務令」に先立つ1870(明治3)年9月19日、戸籍整理のため「平民苗字許可令」という太政官布告が出され、貴族と武士だけに許されていた苗字を平民も名乗ってよいと認められましたが、読み書きのできない人も多く、増税目的と疑われたこともあり、まるで浸透しませんでした。

 

その対策として明治政府が打ち出した次なる手が「平民苗字必称義務令」で、国民にむりやり苗字を押し付けたわけです。

この義務令の9月19日は「苗字の日」と呼ばれています。

 

■苗字制定記念日のイベント

この記念日のイベントは見つかりません。

最近、テレビで苗字をテーマにした番組も多いようなので、そのうち「苗字に〇の字のある人は、〇日に〇割引セール」なんてお店が出て来るかもしれませんね。

 

苗字制定記念日の雑学

▽サインvs印鑑

実印、銀行印、認印などの印鑑は、苗字、名前を証明するためにあります。

古くから培われてきた「印鑑こそが認証の証である」という日本の印鑑文化ですが、それゆえ盗まれて悪用されれば損失を招き、失くした際は面倒な再手続きをしなくてなりません。

また、役所の手続きや銀行口座の開設、住居の購入・賃貸契約など、契約には各種の証明書提示の後には、必ず署名と捺印が必要です。

 

その点、欧米の契約は本人のサインですみますが、契約には公正な第3者の立ち会いが必要なため、公証人が同席しなくてはなりません。

当然、欧米には膨大な数の公証人が存在しますが、日本は印鑑証明が公証人の役目を果たす形なので、全国に500人程度しかいないそうです。

また、サインは常に同じ筆跡でなくてはならないので、子どものころから自分のサインの練習が必要です。

 

ところが日本の場合、アルファベットと違って画数の多い漢字を寸分違わず書くのは困難で、しかも年月を経ると字体もだんだん変わってしまうものです。

筆者はその昔、今はない東京銀行で口座を作る際、「印鑑かサインのどちらか」と言われ、サインのほうがカッコいいとばかりにサイン口座にしましたが、しばらくサインする機会がないと同じ字を書ける自信が怪しくなっていました。

 

サイン文化にはもうひとつ、大きなデメリットがあります。

本人がサインする以上、本人がその場にいなくてはなりませんが、大企業のトップの場合はそのために世界中を移動しなくてはなりません。

これに対し印鑑は、家族が代わって口座から預金を引き出せたり、専務が社長の代理で押しても契約は成立します。

それぞれの文化なので、どちらがいいとは言えませんが、安価な認印が名前を証明してくれるというのも、なんだか釈然としませんね。

 

▽日本人もアルファベットの署名を「姓→名」の順に?

アルファベットで署名する際、何の疑いもなく「名→姓」と書いていましたが、最近、漢字表記同様に姓を先に書こうという話が持ち上がっています。

20年ほど前に国語審議会が「言語や文化の多様性を生かすため、苗字を先に書くほうが望ましい」との答申を出しましたが、あまり相手にされないままになっていました。

 

しかし、東京五輪を前にして突然その答申が生き返り、文科相や外相が「令和という新時代になったこともあり、各国の主要な国際報道機関、国内の英語メディアに姓名の順での表記を要請したい」と言い出し、「姓→名」表記の流れを作ろうとしています。

もちろん、法的な強制力はない上、官房長官は気乗りしない姿勢で、閣内で統一した方針とも言えません。

どちらでもよさそうな話ですが、両方が混在しては外国人との交流や契約に支障が出そうです。

 

■最後に

また筆者の話で恐縮ですが、筆者は家庭の事情により、高校入学時に苗字が変わりました。

同じ中学からの同級生も多く、あれこれ面倒だなと気が重い入学でしたが、高校生ぐらいになると察したのか、苗字の話をする生徒はだれもいませんでした。

結局、本人が気にするほど、苗字の変更は重大事ではありませんでした。

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